「厚生労働省 健康局 結核感染症課 新型インフルエンザ対策推進室」なる発信元から、メールが届きました。
「改めてログインIDをお知らせします」
「パスワードをご失念の場合は、システムより再設定をお願い致します」
そのように書かれたメール内のURLへのリンクを、躊躇なくクリックしても良いものでしょうか。
さらにリンク先のページでログインIDとパスワードを入力しても、危険は無いのでしょうか。
私は原則として、メール内のリンクはクリックせず、オリジナルのサイトからアクセスするようにしています。
例えばカード会社からは、「カードご利用金額をお知らせします」と、リンクへのクリックを求めてきます。
でも絶対クリックなどしません。利用金額を知りたければ、必ずカード会社のサイトからログインしますので。
いつぞやは、銀行から届いたメールが絶対怪しいと思い、その銀行に電話して確認したことがあります。
銀行は銀行で、あとで折り返しますと言って電話を切りました。向こうも私を怪しんだのかもしれません。
「フィッシングメールにご注意ください」と書かれたメール自体が、フィッシングでない保証はありません。
注意喚起が強調してあるメールがかえって、うさん臭く見えてきます。
インターネットやメールは、世の中を格段に便利にしてきたのは事実です。
しかし昨今のフィッシングメールの氾濫によって、何でも疑ってかからねばならず、便利さも台無しです。