巨大台風への準備

台風19号が接近しています。大きな被害が予想されるため、今日のニュースはほぼ台風一色です。

たぶん明日こそ台風ネタになると思いますが、今日も書いておきます。

この台風は勢力が強いだけでなく、先月の15号と同じ進路をたどりつつあるところが何よりも問題です。

前回の被害から復旧しきれていない家屋などが、また暴風雨に晒されようとしています。辛いです。

地震とは異なってわずかに幸いともいえるのは、台風は、それが近づく日時がわかっていることです。

15号の時は「想定外」の面もありましたが、それを経験した今回、台風被害はある意味「想定内」です。

もちろん、想定できたからといって、暴風雨や高潮などによる被害自体は防ぎようがないかもしれません。

しかし、停電・断水等に備える時間や、逃げる暇だってあります。

各種交通機関は、これまでの経験を踏まえて早めに欠航・運休等を決めています。これは英断ですね。

商業施設の営業停止やスポーツイベントの中止なども、早々と決定しています。残念ですが正しい判断です。

利用者に不便を強いることになるので、台風被害が小さかった場合には不満を訴える人も出てくるでしょうね。

すでに一部の人が、航空便の欠航の判断が早すぎて困ると、ネットに書き込んでいるのを目にしました。

しかし、防災においては、警戒しすぎたことをあとで責めるのは間違っています。

準備や想定が甘くて甚大な被害が出るよりは、警戒しすぎて空振りに終わることの方が、よっぽどマシです。

でも後になって、そこまでやる必要があったのか、的な報道をするメディアがあるんですよね、きっと。