当ブログの読者ならご存じの通り、インフルエンザワクチンのネット予約の受付を、昨日から開始しています。
いまのところ、かかりつけの患者さんを中心に、おもに土日の接種日から予約枠が埋まりつつあります。
昨シーズンまでは、インフルエンザの予約者に対して、他のワクチンの同時接種も積極的に勧めてきました。
しかし同時接種をすると接種全体の流れが悪くなりやすく、しばしば接種時間が大きくズレてしまいました。
そこで今シーズンは、インフルエンザのネット予約枠内では、他のワクチンを同時接種しないことにしました。
もちろん同時接種自体は可能ですが、その場合、インフルエンザワクチンの接種のネット予約はできません。
これはネット予約者の接種の流れをスムーズにして、多くの方の接種を予約時間通りに行うためです。
今回が初めての試みなので、目論見通りにうまくいくかどうかまだわかりませんが、ともかくやってみます。
10月から消費税率が上がりますが、インフルエンザワクチンの接種料金は昨シーズンと同じにしました。
増税分だけ値上げする考え方もありますが、そうすると端数が出て、とても煩雑になりそうだからです。
65歳以上の方へのインフルエンザワクチンの接種(定期接種)は、とても重要です。
なので日頃かかりつけの高齢者の方に限り、通常の診察枠でワクチンの接種を行うことにしています。
これは以前から行っていることですが、ネット予約が難しい高齢者の方への配慮でもあります。
ネット予約をしなくても、インフルエンザワクチンの接種は電話で受け付けますが、料金を高くしています。
料金差を作ることによって、予約をネットへ誘導し、受付の電話がパンクするのを防ぐためです。
でも、現状ではまだ「完全ネット予約制」にするわけにはいきません。今後もずっと、無理でしょうね。