詐欺電話の日本語

マンションの勧誘よりも最近増えているのが、電力か電話かLED照明関係のセールス電話ですね。

電力系は、おおむね詐欺だと思ってるのですぐ切りますが、電話系も、ちょっと話を聞いた後、結局切ります。

今日もこんな電話がありました。

「電話回線の自由化の方(ほう)に伴って、巡回の方をしておりますが、お時間の方よろしかったですか」

「お時間の方よろしくなかったです」ガチャン

もしかしたら、優良業者によるオトクな提案なのかもしれませんが、それ以前にもう、電話の言葉遣いがダメ。

こういう電話を受けると私は短絡的に、詐欺電話だと決めつけたくなります。それとも先入観でしょうか。

少なくとも、社内教育が徹底した企業とは思えません。それとも偏見でしょうか。

まさか、表面的な言葉尻ばかりを気にして本質を見落とし、重要な提案をみすみす無下にしてしまったのか。

でも、いまどきの勧誘電話はすべて、詐欺かもしれないという気持ちで臨むべきでしょう。そんな時代です。

九電やNTTのどこそこの部署の者だというなら、こちらからその部署にかけ直すぐらいの慎重さが必要です。

古い考え方かもしれませんが、真面目に商売するのであれば、まず営業マンの言葉遣いや礼儀作法が大事です。

幸か不幸か、怪しげな会社の営業トークはおしなべて、日本語が不正確で不愉快です。

そういえば、スパムメールでも同じですね。どれを読んでも日本語の文章が微妙に変(または、すごく変)。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2741.html" target="_blank" title="前にも書いた">前にも書いた</a>ように、詐欺業界では日本語のチェックをしてないのでしょうか。

私が研修医の頃には、例えば学会発表の原稿を、指導医から厳しくチェックされボロクソに言われたものです。

医学的内容はもちろんですが、日本語についても徹底的に修正させられた記憶があります。

私が言うのもあれですが、ブログが出版物に勝てないのは、編集者の厳しいチェックがないからでしょうね。

時差ボケ調整アプリ

「時差ボケ調整アプリ」なるものがあるそうですね。ANAとニューロスペースが開発したソフトです。

ANAが社内で行ってきた実証実験を今後社外に拡大するそうで、一般向けには来年提供される予定とのこと。

たいして海外渡航(出張や旅行)を行ってるわけでもない私ですが、そのアプリの内容は気になります。

つまり、時差ぼけを解消するために、そのアプリはどのような事柄を重要視しているのか、という点です。

アプリは、出国前、渡航中、帰国後のいろんなタイミングで、さまざまな情報を利用者に提供するようです。

たとえば、その時々の光の浴び方、食事の摂り方、睡眠・仮眠の取り方、体の動かし方などです。

たしかに、渡航先や帰国直後の仕事が何より重要なビジネスマンなら、時差ボケ解消は最重要課題でしょうね。

しかし、私のようなシロウトは、渡航先での活動のために機内で適度に寝るなんてことは考えられません。

だって、飛行機に乗ったらワクワクするでしょう。寝るのがもったいなくて、ずっと起きてますよ。

思い出すのは小学5年のとき。寝台特急「あさかぜ」に乗って、防府から東京まで家族旅行をしたときのこと。

寝台列車は寝るための列車ですが、私はずっと起きていて、駅に停まるたびにノートに記録をしていました。

旅行は、目的地に着いてから始まるものではなく、家を出た時点から、もう始まっているのです。

その移動過程がすでに旅行なのです。もちろん、家に帰るまでが遠足です、じゃなくて旅行です。

そんな私なので、機内ではなかなか眠くなりません。むしろ、マックス覚醒しています。

海外旅行でリズムが乱れて困るのは、私の場合はただ1つ、便通です。

気が小さい私はいつも、機内のトイレで「大」ができず、空港で排便することになります。先週もそうでした。

クアラルンプールを出て、台湾上空から便意がありましたが、成田まで我慢しました。

B型肝炎ワクチンの危機

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1813.html" target="_blank" title="B型肝炎ワクチンの定期接種">B型肝炎ワクチンの定期接種</a>が始まって以来、当院でも毎日のように、赤ちゃんに接種を行っています。

ところが、そのワクチンの供給が、いま危機的状況に向かっています。

現在、国内で使われているB型肝炎ワクチンには、2種類あります。

MSDの「ヘプタバックス」と、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2353.html" target="_blank" title="KMバイオロジクス">KMバイオロジクス</a>(KMB)の「ビームゲン」です。

MSDのヘプタバックスは、その原液製造工程に問題があり、最近まで全世界で製造が止まっていました。

製造工程の改良によって出荷が再開されましたが、日本では薬事手続きが必要となるため供給はまだです。

現在、旧ワクチンの在庫分が流通していますが、10月には完全に品切れになる見込みです。

MSDによれば、日本での流通再開は早くても2020年半ば以降とのこと。だいぶ先の話ですね。

この事態を受けて厚労省は、KMBに対してビームゲンの増産と出荷前倒しを要請しました。

まだ熊本地震の影響も残るKMBの工場がどこまで増産できるか、そこが第1の注目点です。

しかしもうひとつ、薬品卸からの供給問題があります。

当院では最近1年以上は、ほぼヘプタバックスだけを使用してきており、ビームゲンの使用は限定的です。

今後ヘプタバックスが入手困難となれば、ビームゲンを購入しなければなりませんが、それが問題なのです。

薬品卸に発注したところ、ビームゲンの購入実績が1年以上無い当院への納入は難しいと、断られました。

取引実績があれば納入し、実績がなければ納入しない、というのは、この業界では一般的なしきたりです。

このような前歴主義あるいは実績主義が足かせとなって、当院では現在、ビームゲンの手配が困難なのです。

実績がないことを理由に医療機関が不利になることがないよう配慮することを、厚労省も求めています。

しかし、実績がない医療機関にワクチンを融通すれば、その分お得意さんへの供給量を削ることになります。

医療機関も、薬品卸も、お互いに苦しい状況なのです。

さいわい、ヘプタバックスの購入実績はかなりあるので、その在庫分は多めに融通してもらってます。

しかし今後、在庫が枯渇した後にどうなるのか、メドが立っていません。なるようにしかなりませんけどね。

あおり運転犯人逮捕

例の常磐自動車道の、あおり運転&暴行の容疑者が、やっと逮捕されました。まずは良かった。

さすがに日本の警察は、よく見つけましたね。そこはアッパレです。

ただ、その容疑者確保場面にメディアが密着して撮り続けた報道映像を見て、ガッカリしました。

全国指名手配され、ついに確保される段になってあわてて自首しようとする往生際の悪さに、ではありません。

警察官たちが容疑者をさっさと逮捕したいところを、ずっと撮影して邪魔しているメディアに対してです。

あの傍若無人な容疑者は、なんなら少々手荒な手法で逮捕しても、日本中のほぼ全員が許しますよ。たぶん。

それができなかったのは、ずっと撮影されていたからでしょう。そこんとこカメラマンは忖度しなきゃ。

最終的に警察車両に乗せられた容疑者が、車の中でどのように扱われたか、そこはもう私は気にしません。

今回の事件の詳細はまだわかりませんが、あおり運転にはしばしば、ちょっとしたキッカケがありますよね。

進路を邪魔されたとか、クラクションを鳴らされたとか、何かにブチ切れて、あおり運転が始まります。

あらかじめお断りしておきますが、いかなる理由があっても、あおり運転は許される行為ではありません。

しかし、少なくとも私は、運転中に他の車にイラつくことが日常的によくあります。

ひどく危険なタイミングで割り込まれたら、場合によっては、クラクションを鳴らすことも希にあります。

でもそんなことが、逆に割り込んだ車の運転手を逆ギレさせたりする可能性を考えるべきでしょう。

どちらが悪いかという問題ではなく、キレやすいドライバーをキレさせないように注意するしかありません。

誰がキレやすいかがわからないので、日頃からつねに、他の運転手を刺激しないように心がけるのみですね。

74円の返金

「インフルエンザ予防接種委託料における消費税率引上げの際の消費税上乗せ不足分の支払いについて」

という通知が、合志市役所から届きました。

平成26年度のインフルエンザ予防接種委託料において、消費税転嫁分が不足していたので支払うとのこと。

その消費税上乗せ不足額とは、接種1件分で74円。これを支払うので口座確認書を提出してほしいと。

通知の文書と一緒に、口座確認書と、それを提出するための返信用封筒が同封されていました。

返信用封筒には、82円切手が貼ってあります。

たった74円支払う手続きのために、どれだけ事務費をかけるのか。ムダとは思わないのでしょうかね。

切手代や紙代・封筒代だけでなく、市職員の労力と時間も、74円のために消費しているわけです。

返金分の74円を上回る82円切手を受け取った時点で、私に対する74円の支払は、実質的には済んでいます。

それなのに、書類を書いてその封筒で送り返して74円を請求するなど、私には耐えがたいムダな行為です。

今回の通知には従わないでおくことが、合志市のためにもなると思い、念のため市役所に電話しました。

出たのは守衛さんでした。今日は土曜日でした。臨時休診にしたせいで、曜日感覚がズレてしまってます。

計画運休

台風10号に伴う新幹線の「計画運休」は、早めの予告が奏功し、昨年よりは混乱も少なかったようです。

ただし外国人観光客への周知がなかなか難しく、今後の課題もありそうだとのこと。

昨年は、外国人どころか日本人に対しても周知不十分だったため、だいぶ混乱しました。

風雨が軽いうちから早々と運休を決めるという台風対策に、当時はまだ慣れていなかった面もありますね。

たった1年の違いですが、今年はひと皮剥けてます。計画運休は今後急速に、市民権を得ていくのでしょう。

一方で、昔から計画的な運休(欠航)が早々と当たり前のように行われている先輩格が、航空便です。

「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2558.html" target="_blank" title="天候調査">天候調査</a>」という名の、「欠航等するかもしれないので覚悟のほどを」的な予告は、よく見かけます。

その段階で、航空券は手数料なしで払い戻し等ができます。他の便に空席があれば振替も可能です。

昨夜私が乗った羽田–熊本便も、天候調査がかかっていました。

「熊本に着陸できない場合には、羽田に引き返す場合があります」という予告アナウンスも流れました。

もしそうなったら、宿泊ホテルの手配でバタバタするなぁと、ぼんやり考えたりしました。

しかも天候が理由の場合、ANAは<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2845.html" target="_blank" title="ホテル代の面倒">ホテル代の面倒</a>は見てくれません。ダメージもまさにダブルパンチです。

しかし天候調査でビビって、あわてて払い戻しをする必要はありません。経験上、たいてい着陸できますから。

台風で問題なのは離着陸時の横風であって、巡航高度ではあまり問題にはならないとされています。

よほど空港の風雨がひどければ欠航になりますが、そうなったらその時に考えればいいでしょう。

そういえば、国内線と比べると国際線は、台風でもあまり欠航しませんね。

もしも欠航したらその後の機材繰りが大変なことになり、影響がが甚大だから頑張って飛ぶのでしょうかね。

成田で顔パス

台風10号の影響を心配していましたが、本日無事予定通り帰国し、さきほど熊本に戻ってまいりました。

成田か羽田で足止めを食らって今日中には帰れない可能性も覚悟していましたが、杞憂でした。帰熊だけに。

成田に限らず国内の主要空港では、日本人の出入国審査が「顔認証」で行われています。

事前登録不要で、操作は簡単だし、審査官の前に立つ必要もない、実にストレスのないゲートですね。

おかげで出入国審査はほんとにスムーズです。そばで大行列の外国人には申し訳ないことです。

ただ私は、顔認証の後、わざわざ審査官の所に向かいます。パスポートにスタンプを押してもらうためです。

せっかく海外旅行に行くのに、パスポートに記録が残らないのは寂しいですから。

出入国審査だけでなく、空港には何カ所かのチェックポイントがあります。

たとえば出国時は、チェックイン(手荷物預けを含む)、保安検査、出国審査、そして搭乗ゲートという具合。

これらのチェックポイントのすべてに、今後は顔認証が導入される方向のようです。

最初にパスポートや搭乗情報と顔認証を済ませれば、あとはずっと、顔パス(ウォークスルー)になるとか。

手荷物チェックには時間がかかりますが、パスポートと搭乗券をいちいち提示する手間は省けるようです。

ただ残念なことに、出国審査では、従前からのパスポートスキャンによる顔認証が必要になるとか。

出国審査を管轄する法務省と、それ以外を管轄する国交省とで、顔認証データの相互利用ができないからです。

こういう残念な連携不備って、早急に改善して欲しいですね。

いま国内線なら、航空会社のICカード1枚でチェックインから保安検査や搭乗ゲートまで通過できます。

考えてみたらそれらはすべて国交省管轄なので、システムの連携もとりやすいのでしょうね。

出入国カード

シンガポールに来ていることを、まず白状します。

その入国審査における小さなトラブルを、皆様の参考になればと、恥ずかしながらご紹介させていただきます。

諸事情あって、昨夜は<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2870.html" target="_blank" title="成田">成田</a>を出て深夜に<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2746.html" target="_blank" title="クアラルンプール">クアラルンプール</a>空港に着き、空港内のトランジットホテルで一泊。

今日早朝の便でシンガポールに移動。予定飛行時間は1時間。熊本–伊丹間と同じか、やや短い程度です。

そして夜の便でまたクアラルンプールに戻り、今夜はまたクアラルンプールに宿泊するという計画なのです。

海外渡航の際、国によっては「出入国カード」が必要です。マレーシアは不要ですがシンガポールは必要。

機内でそのカードを記入していて、「シンガポールでの滞在先」の欄をどうするかで悩みました。

ここが空欄ではいけません。不法入国等の疑いをかけられ、別室に連れて行かれてはかないませんから。

しかし今日は日帰りなので、宿泊するホテルなどありません。はて、どうしたものか。

そこで私は、チャンギ空港内に最近できた、巨大なショッピングモール「Jewel」の名前を記入しました。

ま、Jewelを少しうろつく予定だったので、そこが私の滞在先のひとつと、言えなくもないわけですし。

さて、入国審査官に、出入国カードとパスポートを差し出してからの会話はこんな感じです(脚色あり)。

審「Jewelというのはナンデスカ?」

私「ま、ひとつの例えといいますか、日帰りだからといって滞在先を空欄にするのもアレなので」

審「クアラルンプールから今日来て、また今日クアラルンプールに戻るのですか?」

私「そのと〜り。昨日も今日も、寝泊まりするのはクアラルンプールなのですね」

審「クアラルンプール在住ですか?」

私「ま、短期的にはそう言えなくもないですが、しかし居住地はどこだと問われれば、それは日本です」

審「ふ〜ん。楽しんでね〜」

(教訓)ウソでもいいから、滞在先の欄には実在のホテル名を書くこと

お盆の空港

熊本空港から羽田空港に着き、さらにバスで移動して成田空港に来ています。

お盆に空港に来たのは、もしかすると人生初かもしれません。3空港とも(熊本空港も!)混み合っています。

もう、子どもがやたら多いのに驚きます。私が子どもの頃には、海外旅行なんて考えられませでしたが・・・

超大型の台風10号が日本に接近していますが、もう予定は変えられません。今日のうちに国外へ脱出です。

ただし、帰国予定の明後日は、たぶん台風が列島直撃中でしょうね。

飛行ルートと台風の進路予測を比べて見ていますが、台風の南側を大回りに飛べば、たぶんイケるはず。

私がどこへ向かっているかは、今日のところは秘密にしておきましょう。少なくとも香港じゃありませんね。

このお盆休みに香港旅行を計画していた方も多いでしょうけど、とんだ災難ですよね。

もっと重大な、暴動やテロに発展しなければいいのですが。

前に学会出張でバンコクに行ったとき、その直前にクーデターが起きたことがありました。

渡航までには事態が収拾していたので助かりましたが、現地滞在中にクーデターが起きたらどうなってたか。

などと書いてきましたが、ラウンジでマッタリしてる間に、搭乗の時刻が迫ってきました。

ブログ投稿サイトへのログインでも、少々ヒヤヒヤさせられつつ、ようやく投稿できそうです。

まことに尻切れトンボですが(いつものこと?)、今日のところはここまで。ではまた明日。

海外旅行の必携品

パスポートを忘れたことに羽田空港で気づき、予定便に乗り遅れたという卓球の平野美宇選手。

自宅に引き返してタンスのパスポートを確保し、次の便に乗ることができたのは、首都圏在住だからこそ。

地方在住者だとそうはいきません。熊本まで戻ってたら、もう、その日のうちには渡航できなくなりますから。

私の場合、パスポートじゃないですが財布を忘れて福岡空港に向かったことは、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2644.html" target="_blank" title="前にも書いた">前にも書いた</a>通りです。

福岡で娘からいくらかの現金を借りましたが、実はそのお金は使わずじまい。1円も使いませんでした。

渡航先では結局、すべての支払をクレジットカードで行ったからです。

海外の大都市において、少なくともチップ不要の国では、現金は(日本円も現地通貨も)必要ないですね。

でも念のため、海外旅行に出かけるときは、いくらかの現金は持っていった方が良いとは思います。

パスポートと並んで、海外旅行の際に絶対に忘れてはならないのが、当たり前ですが航空券です。

ただし、最近では紙ベースではなくモバイル搭乗券が使えるので、スマホを忘れないようにするのが大事です。

私は明日、海外へ旅立ちますが、今日は航空会社からオンラインチェックインのメールが次々に届きました。

すでに今、2次元バーコードの表示されたモバイル搭乗券がいくつか、iPhoneのWalletに格納されています。

このように、デジタルチケットが便利な時代にはなりましたが、紙ベースのチケットはいまでも必要です。

もしもiPhoneにトラブルが起きたら、デジタルオンリーではどうしようもなくなるからです。

ペーパーレス化は加速度的に進んでいますが、保険としてのペーパーは、まだしばらく必要のようですね。