「酔った勢い」で不道徳な行動が現れるのではなく、元々のその人の道徳観がその程度であっただけ。
このショッキングな研究結果を、Facebookの紹介記事で見ました。その通りでしょうね。身につまされます。
日頃は抑制されているその人の本性が、酩酊によって解き放たれ、表に出てしまうのでしょう。
人が本性をさらけ出すきっかけとなるのは、なにも酩酊だけではありません。
誰かから激励されたり、叱咤されたり、煽られたり、癒やされたり、いろんな状況が影響すると思います。
その場の雰囲気で、勢いづいて「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2063.html" target="_blank" title="失言">失言</a>」をする政治家なんてのは、その典型例でしょうね。
うっかり言い間違えたのではなく、うっかり本音を吐露してしまっただけですから、取り消しは無意味です。
そのような事をいつも考えている人間なのだなと、世の中に知られてしまってからでは取り返しがつきません。
一方で、つねに慎重に言葉を選んで決して本性を現さない悪党がいたとしたら、それもまた厄介です。
むしろ、失言を繰り返している人間の方が、ある意味正直かもしれません。本心を隠し通せないのですから。
酔って醜態を晒す人なんてのは、その意味ではかわいいものです。やることなすことが、おおむね想定内です。
酔ってもなお抑制的・理性的な人が、何かをキッカケにブチ切れたときこそ、想定外の事態になりそうです。
もちろんそれも、その人の本性の発露なのでしょうけどね。