例示のセンス

毎日毎日、赤ちゃんにワクチンを接種しています。乳児だけでなく幼児や児童にも接種しています。

成人に、麻疹風疹混合ワクチンや肺炎球菌ワクチンを接種することもあります。

子どもたちの場合、実施した予防接種の詳細は、母子手帳に記録することになっています。

所定のページに、日付、ワクチン名、ロット番号と有効期限、医療機関名、接種部位、接種量を記入します。

このうちロット番号と有効期限については、ワクチンのパッケージに付属しているシールを利用します。

1本のワクチンのパッケージ(外箱)には、たいてい5枚のシールが付いています。

5枚もあれば、母子手帳だけでなく予診票や予防接種済証やカルテにも、同じシールを貼ることができます。

電子カルテの場合にはカルテに貼るシールは不要で、そうでなくてもシールはたいてい余ります。

ワクチンのパッケージには、あまり見ることもないですが、検定合格年月日も刻印されています。

最近某メーカーのワクチンで、検定合格年月日の表示方法が変更された旨が、ダイレクトメールで届きました。

「1234.56.78」という従来品の表示が、変更品では「345678」になるとのこと。・・・意味わかりません。

「2019.07.22」が「190722」に変わります、と書いてあれば、なるほどそうですかOK、となるのに。

「1234年56月78日」を意味する「1234.56.78」という例示が、センスなさ過ぎなんですよ。

この会社では、別のワクチンに関しても、同様の表示が記載されていました。もう、バッカじゃないの?

例示する際には、わかりやすさが命でしょうに。直感的にスッと入ってくるような記載にしなきゃ。