机上のワクチン接種計画

赤ちゃんの予防接種は、種類が多くて複雑なのでよく相談を受けますが、基本がわかれば意外と簡単です。

病気を予防するのが目的なのだから、規定で許される限りできるだけ早く接種する。それに尽きます。

効率的な接種プランを立てて、年間カレンダーに印を付けてしまいましょう。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1694.html" target="_blank" title="前にも書いた">前にも書いた</a>通り、4週間間隔でいつも同じ曜日に、以下のように6回で全てを打ち終えるのがオススメです。

(1)生後2カ月:ヒブ、肺炎球菌、ロタ、B型肝炎

(2)生後3カ月:ヒブ、肺炎球菌、ロタ、B型肝炎、4種混合

(3)生後4カ月:ヒブ、肺炎球菌、ロタ(3回接種の場合)、4種混合

(4)生後5カ月:4種混合、BCG

(5)生後6カ月:日本脳炎

(6)生後7カ月:日本脳炎、B型肝炎

ただし、4種混合ワクチンの接種は満3カ月からなので、(1)の4週間後が必ずOKとは限りません。

なので(2)の日付を先に決めて、その4週間前に(1)を接種するのが良いと、前にも書きました。

BCGは満5カ月からが推奨されていますし、日本脳炎ワクチンの接種対象は6カ月からです。

また、B型肝炎の3回目は1回目の20週間後以降という規定があり、(1)と(6)の間隔も20週間あけます。

これらの規定をすべてクリアし、なおかつ分かり易い接種プランは、次のようになります。

1.まず、生後6カ月で(5)を行うことにします。曜日も考慮して、カレンダーに印を付けましょう。

2.この(5)を基準にして、4週間間隔で(4)から(1)の印と(6)の印を付けます。以上。簡単でしょ。

ただしこれは机上の計画。風邪を引いたりして予定はすぐズレます。とにかく(1)を早く始めることですね。