人情話に弱いです

休日(休診日)の午前中、なんとなくテレビを見ていたら、あるご夫婦の苦労話を放送していました。

波瀾万丈の人生が、切々と綴られます。そんな苦労をどうやって乗り越えたんだろうな、と思っていたら、

「そんなときに出会ったのが、○○の青汁だったのです」

やられた。まんまと青汁のCM番組に見入ってました。なんなら感情移入してましたよ、不覚にも。

そのドキュメンタリー自体にウソは無いとしても、番組の作為的な構成に私は騙されてしまったのでした。

最近、某テレビ局が放送したある社労士事務所の広告番組内に、CMを流さなかったことが問題になりました。

ドキュメンタリー風の広告には、それが広告放送であることがわかるようにCMを挟む必要があるそうですね。

そいういうルールの存在は知りませんでしたが、そりゃ必要でしょう。

冒頭の青汁番組も、ドキュメンタリー部分だけ流してCM無しで終了したら、誤解を招きかねません。

CMが流れてはじめて、やっぱり青汁の宣伝番組かよ、と確信できるわけですから。

実はだいぶ前にも、休日に見ていた番組が青汁の広告放送と判明してガッカリしたことを思い出しました。

そのことをすっかり忘れていて、私は2度も青汁話に感情移入してしまったことに、愕然とします。

どうしても人情話には弱いのです。結末がわかっていても、吉本新喜劇では涙が出るのです。

ゆさっと揺れました

ブログネタが無いとき、「今日はネタが無い!」というテーマで書くのも、逆説的ですが有効な手法です。

ただしそのような場合は、どう考えても充実した内容は望めません。

「よく毎日ネタがありますね」とよく言われますが、世間の情報は、万人に等しい機会で与えられているはず。

新聞やネット記事はよく読みますが、かといって、特別なアンテナを張っているわけではありません。

要は、目にした事柄や耳にした話題を、いかにしてネタに昇華するか(=こじつけるか)ってとこでしょうね。

「よく毎日くだらないこと書けますね」とも言われますが、もちろん褒め言葉として受け取っています。

ブログ連続投稿を中断しないためなら何でもする、という強い意気込みを感じ取っていただければ幸いです。

ごくたまに、ためになる(と思われる)ブログを書く日もあるので、毎晩根気強くお読みください。

「よく毎日書く暇がありますね」と言われたためしがありませんが、実はいちばん苦労しているのがこれです。

毎日投稿するということは、毎日締め切りが来るということです。毎晩23時台はたいてい、必死こいてます。

外飲みすることがほとんどないのは救いですが、いいオッサンがそれもどうなのって話です。

いえ、ネタが無いわけじゃないのです。たとえば今日は、日向灘を震源とする地震が何度かありました。

最近も時々起きている熊本震源のそれとは異なり、今日の地震は少しゆったりと、長い間揺れた気がします。

震源からの距離が遠いからなのか、それとも地震のメカニズムの違いなのか。

気象庁の地震担当者が交代してましたが、島田洋七に似てるのが気になって、解説が入ってきません。

五輪チケット申し込む?

東京オリンピックの観戦チケットの抽選申込が、今日から始まりました。

(いま「観戦チケット」と入力しようとしたら「感染チケット」と変換されて、バカウケしたところです)

まずは、「TOKYO 2020 ID」への登録が必要とのこと。今日は昼休みに、その作業を行いました。

専用サイトから「仮登録」すると、「本登録手続きの案内メールを送信しました」との表示あり。

ところが待てど暮らせど、その肝心のメールが届きません。昼休みは終わり、午後の診療が始まります。

診療の合間にたびたびメールチェックしていると、90分ほどしてやっと、案内メールが届きました。

直ちに「本登録」。これで私のアカウントが「有効化」されました。

続いて「東京2020公式チケット販売サイト」に進むのですが、これが激混みの60万人待ち!。

診療の傍らときどき進捗状況を見ていると、1時間ぐらい経った頃にやっと、私の順番がきました!

サイトのページには、「チケット購入」のところをクリック!、これでやっと買えるのか、よしっ!

と思ったら、こんどは「チケット購入ページへ順番にご案内しています」との文言。あらためて9万人待ち!

どんだけ待たせるんですか。しかも今回の9万人待ちは、さっきの60万人待ちよりも進捗が遅いのはなぜ?

幸か不幸か、まるでチケット予約作業を見越していたかのように、今日の午後の診療はヒマでした。

やっとのこと、チケット購入ページが出現。競技別・日付別にチケットを選ぶ画面です。

何も考えずにここまで来ましたが、オリンピックを観戦する予定が無いことを思い出しました。これは痛い!

ところが、競技名が並ぶ画面を見ていると、不思議なことにチケットを買いたくなってしまうんですね〜

この機会を逃すと、一生2度とオリンピックを生で見ることはできなくなるという思いもこみ上げてきます。

当院のスタッフとあれこれ話すうちに、みんなでオリンピックを観に行こう!などと盛り上がってきます。

じゃあ、どの日のどの競技を観戦しようか。開会式とか閉会式もいいんじゃないの・・・

そんな風に想像すればするほど楽しくなりますね。たぶん今日は、日本中の人たちが同じような気分でしょう。

右折車と対向車

悲惨な交通事故がときどき起きますが、大津市で起きた今朝の事故は痛ましすぎてやりきれませんね。

交差点で車同士の衝突事故が起き、その弾みで飛び出した軽自動車が保育園児の列に突っ込んだようです。

2人の子どもが亡くなり、ほかにも重体・重傷の子どもが出ています。

ありがちな交差点事故なのですが、多くの子どもたちを巻き込んだことで、大惨事になってしまいました。

事故の詳細(真実)はわかりませんが、推測で書かせていただくなら、次のような可能性があると思います。

(1)直進車がスピードを出しすぎていて、右折車の飛び出しに対して安全な回避操作ができなかった

(2)右折車が直進車のスピードを過小評価し、先に曲がりきれると思って交差点に進入してしまった

事故の詳細は、今後明らかにされることでしょう。ドライブレコーダーは付いてたんでしょうかね。

私自身もこれまでに、対向車の無理な右折にヒヤッとさせられたことが何度かあります。

相手の判断ミスといえばそうなのですが、私のスピードが少々速かったのかと反省する余地はあります。

あるいはその反対に、私が右折しようとしてヒヤッとしたこともありました。これは多分、私の問題です。

右折する時は、対向車線の直進車が途切れるのを待ち、適切なタイミングで曲がるのが普通。

でもなかなか車が途切れない時、まれに、やや無理目に右折することもありますが、これが危険なんですね。

曲がった先の横断歩道に歩行者や自転車が出てきた場合、歩行者や自転車をひいてしまうかもしれません。

あるいは、その横断歩道の手前で急停止すれば、こんどは対向車が衝突してくる危険があります。

交差点では、絶対安全だと自分が確信できる状況でのみ右折する、ということに尽きますね。

右折レーンに並んでいてなかなか右折しきれない車が前にいても、イラついちゃダメなのです。

反ワクチン対策

海外旅行から帰国した人も多いでしょうけど、いま「伝染病」の持ち帰りによる流行が危惧されています。

麻疹(はしか)が流行している米国から日本へ持ち込まれる「輸入はしか」が、とくに問題になっています。

潜伏期を考慮すると、来週あたりから発病者が出現し始めるかもしれません。しばらくは要注意です。

日本よりもずっと「ワクチン先進国」のはずの米国で、実はワクチン接種率が低下しています。

国のワクチン行政は進んでいる一方で、ワクチンを接種しないという主義主張もまた、存在するわけです。

しかしそれが、「反ワクチン」のデマ情報に基づく誤解であれば、認識を改めてもらわなければなりません。

Facebookは最近、反ワクチンに関する投稿を、上位に表示されないようにするアルゴリズムを導入しました。

しかしそのFacebookこそが、反ワクチン情報を拡散して米国の麻疹流行を助長した張本人といわれています。

個人情報の漏洩問題で利用者が減りつつあるFacebookは、イイコトして挽回しようと躍起なのでしょうか。

医者や薬や医療全体に対する、批判的な言論は自由ですが、一般市民を誤った方向に煽動するのは問題です。

かつては、書籍や週刊誌がその「情報源」でしたが、いまはネットの時代。その情報拡散力は絶大です。

ワクチンの効果や安全性を科学的根拠なく否定し、恐怖まで煽るよう反ワクチンサイトも目立ちます。

Twitterはこのたび、「ワクチン」を含む検索を行うと、厚労省のページを案内する対策を始めたそうです。

簡単に、インチキサイトやデマ情報にアクセスすることができないような、「反ワクチン対策」の一環です。

でもね、科学的根拠のないデマ情報を流して最強の「反ワクチン」運動をしている張本人って、厚労省でしょ。

だって、HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)の積極的勧奨接種を、ずっと止めてますからね。

「接種はオススメしません」と言うこと自体、HPVワクチンの危険性を煽ってることと同じじゃないですか。

麻疹の対策も大事だけど、それよりもずっと感染者と死亡者の多い感染症をまず予防しなきゃダメでしょう。

10連休終了

未曾有の大型連休も、今日が最終日。民族の大移動も終息したようです。

当院は今日も診療しましたが、明日の火曜日は定期休診日なので、疲れは明日癒やします。

成田空港は昨日が帰国のピークで、一日の入国者数が開港以来初めて6万人を超えたといいますが、当然です。

連休の初め頃には、毎日6万人が成田から出国してましたから。同じ人数が日本に帰って来ないと困ります。

私は4月前半に休暇を取りました。今回の報道を見て改めて、大型連休を外して正解だったと思いました。

来年は10連休ではないにしても、今年同様に、大型連休とは別の時に休暇を取るパターンにしたいですね。

月末や月初に定例作業が必要になる諸々の事柄において、このたびの10連休では大いに支障をきたしました。

例えば医療機関の場合は、レセプト集計です。

前月1カ月間に行った保険診療の報酬を、保険者(報酬を支払う組織)別に集計して、翌月請求するものです。

月末の診療終了後にしか作業が開始できず、締め切りは10日なので、どうしても月初にバタバタします。

今日までまるっと休んだ医療機関は、明日から作業を始めるのでしょうか。なかなか厳しいですね。

政府は「天皇の即位の日(略)を休日とする法律」によって、5月1日を「祝日扱いの休日」としました。

その結果、「祝日法」の規定(祝日に挟まれた平日は休日となる)によって、10連休が確定したわけです。

これは「天皇の即位に際し、国民こぞって祝意を表するため」だそうですが、考えが浅かったですね。

サービス業などに従事する国民が、こぞって10連休を取ることができるとは思えないからです。

私は個人的には、5月1日を「祝日扱いではない休日」とすべきだったと思います。

そうすれば、4月30日と5月2日は休日にはならず、役所や銀行等が10連休する異常事態は避けられたのに。

「3連休→平日→休日→平日→4連休」という大型飛び石連休だって、なかなか面白くて私は好きですけどね。

バージンロードを歩く

慶事に免じて、プライベートな話題をお許しください。

今日は父親として臨む、3回目の結婚披露宴でした。新婦の父親としては2度目です。

ご存じのように、とくにチャペルにおける挙式では、新婦の父親には、決められた「挙動」があります。

娘とバージンロードをゆっくり歩き、節目節目で立ち止まったり礼をしたり、もっとややこしい動きもします。

粗相があってはなりません。なのでリハーサルがありますが、どう考えても練習時間が短すぎます。

たとえば歩き方1つとっても、前回のチャペルでの挙式とは流儀が異なるので戸惑います。

前はこうだった、などと異を唱えるつもりはありませんが、不慣れな者にとっては緊張が高まるばかりです。

時間が許せば、3,4回リハをしたい気分ですがそんな時間はなく、リハ1回の後すぐに本番が始まるのです。

どうせ父親など脇役ですが、私の失敗が挙式の厳粛な雰囲気を失わせ、爆笑を誘うことだけは避けたい。

とくに私が心配するのは、横を歩く花嫁のウェディングドレスの裾を踏んでしまわないか、という点です。

それが原因で花嫁が転んでしまったら・・・などと最悪の事態を想像してしまいます。

幸い今日も失敗はなく、挙式が心にしみ、披露宴でも感動するという、良い意味で想像を超える展開でした。

ご列席のゲストの方々の心のこもった挨拶や余興、サプライズゲストの多い会でもありました。

そうそう。ホテルのスタッフもみな、それが仕事とはいえ、最高のもてなしを提供してくれました。

これはどの業種にも言えること。医業でも、できることなら心にしみるような診療を提供したいものです。

ホリエモンついに成功

「ホリエモンロケット」こと、観測ロケット「MOMO」3号機が、ついに今朝、打ち上げに成功しました。

1号機の失敗はしょうがないとしても、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2462.html" target="_blank" title="2号機の失敗">2号機の失敗</a>には愕然としただけに、3度目の正直にはホッとしました。

しかしこの3号機も、何度も何度も打ち上げを延期してヒヤヒヤさせられました。というのも私は、

「続ける。宇宙への挑戦。みんなの力でMOMO3号機を飛ばそう!」<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2560.html" target="_blank" title="プロジェクトに出資">プロジェクトに出資</a>しているからです。

このクラウドファンディングの目標金額2,700万円に対して、集まったのは1,981万円余りでした。

足りない部分は、ホリエモンたちが自腹を切ったのでしょうかね。

ホリエモン曰く、「宇宙は遠かったけど、なんとか到達しました。高度約113km」。

ここでいう「宇宙」とは、高度100kmのことを指しています。これは大気がほとんど無くなる高さです。

水平に100kmなら熊本から福岡までの距離ですが、その距離を縦にするともう宇宙ですか。

大気なんてのは、直径12,700kmの地球の表面の、ごくごく薄っぺらな存在なんですね。

今回は「宇宙空間への到達」で目的を達成しました。次はの目標は「軌道投入」ですね。期待しています。

JAXAなどのロケット打ち上げ費用が数十億円かかるのに対して、MOMOは数千万円とされています。

この低コストはすごいことです。なにしろ、打ち上げ費用の1000分の1弱を私が負担できるぐらいですから。

MOMO3号機の打ち上げは、当初4月30日の予定でしたが、バルブの不具合のため延期されました。

ロケットにおいてバルブが大事であることは、「下町ロケット」で勉強したのでよく知っています。

しかしその後も、5月1日も2日も3日も、強風のために打ち上げ見送りとなりました。

慎重を期した延期なのでしょうけど、不安になりますよね。このまま打ち上げ中止にはならないだろうかと。

なので今朝の打ち上げ成功は、とにかく良かった。出資者向けの打上げ成功記念グッズにも、期待してます。

風呂でのぼせないために

某ホテルの大浴場で昨日、私の友人が入浴後に気分不良に陥り、しばらく介抱される出来事がありました。

先日は当院の患者さんが、温泉で気を失って溺れかけ、救急搬送されたという話も聞きました。

入浴中や入浴直後の体調不良は、元気な方にも起こり得ることです。

環境温度や体への水圧が急変動し、さらに多量に発汗するので、身体への負担は思いのほか大きいのでしょう。

入浴による血圧低下については<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-796.html" target="_blank" title="以前にも書いた">以前にも書いた</a>通りで、転倒による受傷や溺水の危険もあります。

溺死者数は毎年数千人で、その大半が浴槽で起きており、海や川やプールなどよりもずっと多いようです。

さらに、浴槽での溺死の多くが高齢者ですが、心臓や脳の異常がはっきりしないケースが多いとのこと。

つまり、単に一時的な低血圧・のぼせ・立ちくらみに近いものでも、浴槽内で起きるととても危険なのです。

かくいう私ですが、熱めの風呂に少し我慢して長時間浸かるような入浴が、実は好きです。

なので自分に課しているルールは、入浴前には少し水分を摂り、飲酒後には入浴しないということです。

また、浴槽から出るときには、ゆっくり慎重に立ち上がります。

うっかりしてスクッと起立した時に軽い立ちくらみを感じることは、月に1回ぐらいあります。

そういえば子どもの頃、浴槽に浸かったまま、蛇口から出てくる冷たい水を直接飲むのが好きでした。

ところが現在のわが家の浴室を改めてよく見たら、蛇口なんてないんですね。シャワーしかない。

そのかわり、浴槽の背もたれと反対側に、半身浴(腰湯)に使うような段があります。使ったことないけど。

風呂から上がる前に少し半身浴しながら、持ち込んでおいたお茶でも飲む、ってのが良いかもしれません。

新幹線から投稿?

大型連休恒例の博多どんたく、じゃなくて「研究会」に参加するため、仕事を終えて福岡に向かいます。

どうしても会合には遅れがちになりますが、そこは遠隔地からの参加ということで、ご容赦願ってます。

でもその前に、宿題(当ブログの執筆および投稿)を済ませておかなければならないのが、いつもの懸案。

診療を終え、着替えてタクシーに乗り、熊本駅から新幹線で博多駅に着くまでが勝負。福岡での執筆は、無理。

ならば今日のブログは、タクシーの車内で執筆を開始し、新幹線で仕上げて投稿するしかありません。

期待するのは、九州新幹線のWi-Fi環境。トンネルでも途切れないように工夫されているそうです。

ただし、Wi-Fiはまだ全車に導入されているわけではありません。

JR九州が保有するN700系、800系の全車両(136両)で、今年度末までに全編成に装備する計画とのこと。

果たして、私の乗る列車には装備されているのかどうなのか。もしもWi-Fiがなかったらどうする?

ただ幸いなことに、昨年6月から博多–新八代駅間では、トンネル内を含む全区間で電話の通話が可能です。

となれば、iPhoneとのテザリングでMacをネット接続できるじゃないですか。最悪の場合それでいくか?

などとあれこれ考えましたが、この件については、慎重の上にも慎重を期したいところ。

結局は、昼休みのうちに一応書き上げて、予定投稿をしておくことにしました。石橋は叩いておくのです。

そしてもしも、新幹線からの投稿がうまくいったなら、その件を追記すればいいじゃないですか。

というわけで、追記がなければ、うまくいかなかったとご理解ください。

(追記)タクシーで原稿がはかどり、熊本駅のJR-KYUSHU FREE Wi-Fiで無事投稿を完了しました。