那覇空港でも最果て

所用で石垣島に行きました。空港の愛称は「南ぬ島 石垣空港」。「南ぬ島」は「ぱいぬしま」と読みます。

地図で見ると、石垣島は沖縄本島よりはむしろ台湾に近いところにあり、しかも台北よりも南に位置します。

では九州や本州よりもずっと暑いのかといえば、必ずしもそうじゃない。本土も暑いからです。

さて今日は、石垣よりもなじみのある<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2478.html" target="_blank" title="那覇空港">那覇空港</a>の話。近々沖縄に行かれる方の、参考には多分なりません。

沖縄那覇空港の滑走路は1本。自衛隊機等も離着陸するので、離陸の順番待ちがかなり長引くことがあります。

たいてい2列に並んで待ち、着陸機が目の前を通り過ぎたら、お隣の列の飛行機と交互に飛び立ちます。

先日は、ちょうど真横に空自のC-2輸送機が並んでいましたが、まあデカイ。ひどく太い。色がまた渋い。

主翼が胴体の上に貼り付いた「高翼配置」で、水平尾翼が垂直尾翼の先に付けられた「T字尾翼」。

翼がみな高い位置にあるので、胴体がよけいにズングリムックリに見えますが、輸送機としては頼もしい形。

ときどき戦闘機が、不意に轟音を鳴らして飛び立ちます。スクランブル発進は、年に数百回あるとか。

そうそう、旅客機の話をしましょう。熊本空港へ向かうANA便はたいてい、34番搭乗口を使います。

34番は、国内線ターミナル北ウイングのいちばん先っぽ。熊本行きはどうしても、端っこになる運命です。

そうは言っても羽田みたいな最果て感はなく、ひどく歩かされる印象はありません。

新しい41番搭乗口から熊本行きに乗ることも時々あります。どちらかと言えば、こちらの方が最果てですね。

距離が遠いというよりも、途中の経路が殺風景すぎて、ひたすら遠く感じます。

とくに、東京から来て乗り継ぐ場合には、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2746.html" target="_blank" title="羽田空港並">羽田空港並</a>に歩かされることになります。しかも動く歩道なしで。

最近、国内線ビルと国際線ビルがつながって、その連結ターミナルに新設された搭乗口が、37番と41番です。

このうち国際線との境界部に位置する41番は、国内線と国際線で共用する珍しい搭乗口です。

41番からボーディング・ブリッジに乗り込む時、境目の扉のガラス窓の向こうには国際線の廊下が見えます。

扉のあっち側は外国行き。こっち側は熊本行き。熊本はギリギリ国内って雰囲気なんですよね。