神戸市で昨日、市営バスが歩行者を次々にはね、多数の死傷者が出ました。
バスが信号を無視して横断歩道に突入したという、これまでに聞いたことも無いような惨事です。
ドライブレコーダーの記録によると、バスはバス停を出て赤信号で止まらず横断歩道に進入したようです。
現場に目立ったブレーキ痕がないので、人をはねながら、しかしブレーキを踏まなかった可能性があります。
もしかすると、運転手がインスリン注射を行っていた糖尿病患者であったことが、問題になるかもしれません。
事故の直前に低血糖による意識障害を起こしていなかったのか、その疑問はどうしても残ります。
「ブレーキを踏みながら発進の作業をしていたが、急発進してしまった」と、運転手は供述しています。
これがドラレコ映像と矛盾するのかどうか、よくわかりませんが、疑問はあります。
運転手の言う通りであれば、ブレーキペダルに乗せていた足が浮いて、バスが動き出したのかもしれません。
バスって、バカでかいシフトノブのイメージがありますが、最近はオートマなんですね。知らなかった。
巨大なディーゼル車ですから、クリーピングで動き出しただけでも、かなりの運動エネルギーがあるでしょう。
ちょっとしたミスで重大な結果をもたらすことを考慮すると、バスのオートマって、考えものですね。
「急発進してしまった」というのであれば、足がアクセルペダルに触れてしまったのかもしれません。
事故の直前、停車中のバスに乗り込んできた観光客に地図を見せていたという、ドラレコ映像もあるようです。
親切な行為があだとなり、足がブレーキペダルから離れたのだとしたら、あまりにも悲しい出来事です。