ホヌ日本に到着

ANAが新規に導入するエアバスA380型機「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2704.html" target="_blank" title="フライングホヌ">フライングホヌ</a>」がようやく今日、日本に到着しました。

A380は、すでに製造中止が決まっています。今後納入されるのは、ANAとエミレーツ航空の2社だけです。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2645.html" target="_blank" title="B747(ジャンボ)">B747(ジャンボ)</a>と同様に、エンジン4基の「4発機」は、燃費の悪さゆえに航空会社が敬遠するのです。

それでもA380を導入しようというANAには、A380の大きさを生かした空の旅を演出していただきたい。

ホヌの就航が決まって以来、私はずっとその初号機の完成を暖かく見守ってきました(ネットで)。

ちょうど1年前、フランス・トゥールーズにあるエアバス社の最終組み立て工場に、大型部品が集まりました。

胴体は分割して搬入され、翼も別。こういう巨大なパーツを接合して強度を維持するとは、恐れ入ります。

昨年4月に垂直尾翼が、5月には主翼が、8月にはエンジンが取り付けられました。さすがに時間がかかります。

機体が完成して、9月に初飛行。塗装や内装作業のために、今度はドイツ・ハンブルクの工場に向かました。

12月に初号機用の「ANAブルー」の塗装が完成し、これまで試験飛行等を繰り返してきました。

昨日、フランスで受け渡しの式典が行われ、ANA HDの社長らを乗せてトゥールーズを飛び立ちました。

私はそのフェリーフライトの状況を監視していましたが、ホヌは今日12:51、成田に無事着陸しました。

マニアの方たちが大ぜい成田に詰めかけて、いろんな角度から着陸シーンが撮影されています。いいなあ。

5月24日の就航までの2カ月間、飛行訓練が続くのでしょう。熊本に立ち寄るときは、早めに教えてください。

溶連菌には抗生剤十分に

「抗生剤の内服を2,3日でやめてしまうのは問題」と書いた<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2723.html" target="_blank" title="昨日のブログ">昨日のブログ</a>について、質問がありました。

「症状がすっかり改善してしまっても、抗生剤は処方された分だけ飲みきらなければならないのか」と。

申し訳ありません。昨日のブログの書き方が中途半端で説明不足でした。

諸般の事情により昨夜は、執筆するための時間と意識レベルが足りず、舌足らずな文章になってしまいました。

たいていの風邪はウイルス感染なので、そもそも抗生剤が必要ありません。抗生剤を飲んでも無効です。

しかし、普通感冒と似た症状であっても、細菌感染症の場合には抗生剤による治療が必要かつ有効です。

また、基礎疾患等によっては、予防的に抗生剤を飲む必要があるようなケースもあるでしょう。

一般の外来でよく遭遇する、必ず抗生剤による治療が必要な疾患のひとつが、昨日書いた「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1595.html" target="_blank" title="溶連菌感染">溶連菌感染</a>」です。

たいていの細菌感染症では、病状が十分に改善したことが確認できれば、抗生剤の内服を終了するものです。

しかし溶連菌感染の場合は、1週間〜10日間抗生剤を飲んで、溶連菌を徹底的に退治する必要があります。

溶連菌は、さまざまな顔つき(多様な血清型)を持っているので、免疫が作用しにくく何度でも感染します。

おまけのその顔つきを、ヒトの心筋や神経や関節滑膜などの細胞に似せるという、トラップを仕掛けています。

これによって、溶連菌を攻撃するはずの抗体が、誤って心臓や神経を攻撃してしまうリスクが生じます。

これが「リウマチ熱」です。昭和の時代には大勢の方が、溶連菌感染が元で心臓病(<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2105.html" target="_blank" title="弁膜症">弁膜症</a>)になりました。

溶連菌感染に対する徹底した抗生剤治療が、リウマチ熱を激減させたことは言うまでもありません。

だからこそ、抗生剤を2,3日飲んだら治ったので内服をやめた、というのがいちばん怖いのです。

溶連菌感染流行中

春めいてきました。ていうか春です。インフルエンザの流行は、ほぼ終わったと思って間違いないでしょう。

まだ時々一部にインフルエンザが出ていますが、それもほぼわずか。

高熱が続いてぐったりの方も減ったので、念のため検査することもほぼ、なくなりました。

いま思えば、今シーズンのインフルエンザの流行はとても短期間でした。

しかも、ほとんどA型。B型の流行はごくわずかでした。

昨年の大流行で罹患した人が多かったので、今年の患者数が少なかったのかもしれません。

最近流行しているのは、溶連菌感染ですね。熱があるか、ノドが痛い場合は、いちどは疑ってください。

その咽頭所見は、かなり特徴的です。

まず、のどの「手前」が赤い。腫れてなくてもベタッと赤い。

あるいは、扁桃が腫れて赤い。アデノウイルス感染とは異なり、咽頭後壁はそれほど赤くない。

溶連菌感染は抗生剤がよく効きますが、しっかりと1週間以上は抗生剤を内服する必要があります。

その診断がついてない場合、抗生剤の内服を2,3日でやめてしまうことも多く、問題です。

咽頭痛があって妙に赤みが強い方は、自己判断で治療せず、必ずいちど医療機関を受診してください。

知らぬ間に全裸

他人(ひと)に見られたら(知られたら)困るものにも、いろいろあります。

絶対に隠しておきたいプライベートな情報もあれば、ただ恥ずかしいとか照れくさい程度のものもある。

家族だけの秘密もあれば、家族にだけは知られたくない事だってあるでしょう。

Amazonで何を買ったか、何を物色したかなんてのも、できれば全てを大っぴらにはしたくない情報です。

ところがそのAmazon自身は、私の購入歴や閲覧歴をすべて知っています。完璧に知り尽くしています。

そのおかげでAmazonから、オススメ商品の押し売りメール等がたびたび届きます。

しかも押し売りなんだけど、気持ち悪いぐらいに私の好みに合った商品だったりします。

そんな個人情報を利用したサービスが許されるのは、それを人ではなくコンピュータが実行しているからです。

他人に私の趣味嗜好を詮索されるのはイヤですが、AIが機械的に行うのであれば許容してしまうのです。

でもそれでいいのでしょうかね。

AIが得た個人情報は、他のシステムと統合されたり第三者に提供されたりして、どんどん拡散していきます。

それなのになぜ、我々は他人に個人情報を知られるのはイヤでも、AIに知られることは気にしないのか。

AIに「人格」がないからでしょうか。AIはひとの秘密を知って笑ったりしないからでしょうか。

いや、AIって人間じゃないけれど、知的能力という面では人間と同等以上。現代人はAIを信用しすぎです。

Facebookに投稿し、Googleで検索し、Amazonで買い物をしている私の情報は、もう向こうに筒抜けです。

個人の位置情報やメッセージやメールの内容までもがすべて掌握されていることは、周知の事実です。

向こうの世界ではすでに、私は丸裸にされているのでしょうね。私だけじゃない、みんなスッポンポンですよ。

定年の無い仕事

「殷墟」から「甲骨文字」が出土した話が、今朝の新聞のコラムに書いてありました。

そう聞くとすぐに、「隠居」から「恍惚」の流れを連想してしまう私です。

まだまだ働きますよ。働きますけども、じつは隠居生活には興味があります。むしろワクワクしています。

例のちりめん問屋の御隠居のように、全国を漫遊し、興味が湧けばちょっかいを出し、満足して高笑いをする。

その一方で悪党を成敗するなどの社会的貢献もできるのであれば、隠居生活としては理想的でしょうね。

一方で恍惚と聞けば当然、「恍惚の人」(有吉佐和子著)を思い出します。

小説で描かれたのは「痴呆老人」でした(今風に「認知症老人」と言ったのでは、あと一歩ピンときません)。

その小説の影響で、恍惚と痴呆が同義語のように以前の私は理解していましたが、もちろん違います。

本来「恍惚」は悪い意味ではなく、極度に感情が高揚して意識レベルが下がった状態のことだと思うので。

一般的な勤め人には「定年退職」というものがあります。しかし私のような自営業には定年がありません。

それじゃあ自分で定年を決めればいいじゃないかと言うでしょうけど、それが難しい。

医者に限らず人間には、働く体力と機会があるうちは働きたいという本能があるからです。

たとえ会社を定年退職した人でも、そのあと何かの仕事に就きたいと思う方は多いはずです。

当院に定期的に訪れる成人の患者さんの年齢層は、若い方から後期高齢者まで連続して分布しています。

定年退職した後、再就職した方もいれば、楽隠居を堪能している人もいます。

再就職して数年働いた後、完全にリタイアして、精力的に海外旅行を楽しみ始めた方もいます。

私の場合、「生涯現役」とまでは言いませんが、ある年齢でスパッと現役引退するなんて無理です。

年齢とともに徐々に仕事量を減らしていく、「ソフトランディング」を選択することになるのでしょうね。

隠居生活もたぶん、中途半端になりそうです。

入試と採点ミス

ちょうど40年前の今頃、大学入試で無事合格し、その発表の翌日、下宿探しに出かけたことを思い出します。

用事で同級生に電話したら、彼は不合格でした。その日は予備校に入校手続きに行くと言っていました。

長い目で見たら、浪人経験など人生の一コマかもしれませんが、不合格を知ったときの落胆はいかばかりか。

しかしそれは、現役合格した私が獲得しそこねた貴重な経験なのかもしれないと、この年になって思います。

入学試験とその合否は、受験生の人生に極めて大きな影響を及ぼす分岐点になります。

なので入試の出題ミスや採点ミスなどの報道を見るたびに、もっとしっかりやらんかいと、いつも思います。

裏口入学はまた次元の違う話ですが、合否に影響するような大学側の不注意や怠慢には、強い憤りを感じます。

福井大学が医学部の入試で、2度にわたってミスをした件が報じられています。

先月の試験では、問題を修正した出題者が採点用の正解表の修正を忘れ、採点ミスが起きました。

合格発表の翌日に、出題者が正解表を見直してミスに気づいたとのこと。おいおい、もっと早く見直せよ。

受験生は、名前や受験番号や解答の記載については、試験終了前に何度も何度も見直すというのに。

同じく福井大で昨年実施した医学部の編入試験では、前年度とまったく同じ問題を出題したという異常事態。

一字一句違わない問題だったといいますから、ミスならば大失態、手抜きとすればかなり大胆ですね。

前年度分が「良問」だったからそのまま出題した、という出題者側の間抜けな説明にはあきれます。

別の良問を考えつかなかった無能ぶりをさらけ出していることに、気づかないのでしょうか。

必死の思いで入試に臨む若い受験生たちの努力を、大人の不注意や手抜きで台無しにしてどうしますか。

QRコードで新幹線

スマホに表示したQRコードで、東海道新幹線に乗り降りできるようになるとのこと。

来年前半にも東京―新大阪間で導入するようで、これも「東京五輪効果」でしょうか。

そんな動きに異を唱えるつもりはありませんが、私は使わないと思います(←異を唱えてる)。

新幹線にはめったに乗りませんが、首都圏や近畿圏や福岡などのJRや私鉄や地下鉄やバスには時々乗ります。

それらのほとんどの乗り物で、Suicaが使えます。なので私はiPhoneのSuicaを使っています。

ただし沖縄では、「ゆいレール」がSuicaに対応してないので、専用の「OKICA」を使うことになります。

でもそのゆいレールでも、来年にはSuicaが使えるようになるという話が出ています。それはよかった。

Suicaを「エクスプレスカード」に設定しておけば、iPhoneがスリープしていても使えますよね。これが便利。

改札の数メートル前でポケットからiPhoneを取り出せばよく、フリップケースを開く必要すらありません。

それほど便利な生活に慣れている者にとっては、改札で「QRコード」を提示するのはひどく面倒でしょう。

ポケットから取り出したiPhoneの、場合によってはフリップを開き、スリープを解除しなければなりません。

さらにQRコード画面を出し、それをリーダーにきちんとかざさなければなりません。あ〜めんどくさ。

まあ導入するのは新幹線だし、Suica持ってない外国人がターゲットといいますから、目くじらは立てません。

QRコードで改札を通るのがいちばん浸透しているのは、空港の搭乗口でしょうね。

スマホをかざして搭乗する人は結構多い。紙の搭乗券と同程度に使われている印象です(個人の印象です)。

私も少し前までは、iPhoneのWalletのQRコードで搭乗していました。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2222.html" target="_blank" title="Apple WatchにQRコードを表示させて搭乗したこと">Apple WatchにQRコードを表示させて搭乗したこと</a>もありますが、失敗して恥をかいたのでやめました。

時計は左手首なのにバーコードリーダーは右側ってのが、まず、操作しづらいのです。

うまく画面をかざせず、アラームが鳴る。やり直してもダメで、ついにiPhoneを使う羽目になりました。

格好つけて、当時まだ珍しいApple Watchを使ったのはいいけども、結局は使いこなせなかったわけです。

いまではもっぱらプラスチックのICカード(ANAカード)を使っています。これが一番便利な最終形です。

保安検査場で使った後、ポケットに入れて通過できるのがいい。スマホのQRコードだと、こうはいきません。

というわけで私の場合、空港ではICカード、電車ではSuica(iPhone)。QRコードの出番なしです。

Facebookの不具合

朝起きてトイレに行き、顔を洗ってヒゲ剃って、野菜ジュース飲んだら、その次にするのがパソコンです。

メールチェックして、ブラウザ開けて、真っ先に見るのがFacebookです。これがだいたい、6時15分。

そのあとで、コーヒーを飲みながら、おもに新聞系のサイトを見て回る、というのが私のルーチン。

ところが今朝は、Facebookでつまづきました。ブラウザ上にFacebookの画面が出ないのです。

真っ先に疑うのは自宅のネット環境(Wi-Fi)のトラブルですが、他のサイトは問題なく見られる様子。

次に考えるのは、ブラウザの問題。そこでキャッシュをクリアし、Safariを再起動してみる。でもダメ。

じゃあMacのシステムエラーか。Macそのものを再起動してみますが、やはりFacebookだけが開きません。

ならばFacebookに再ログインしてみたいところですが、そもそもログアウトすらできません。

ここまで来れば、Facebookのトラブルは私のMacだけの問題ではないのかも、と思うのが自然です。

ところがこの時点では、ネット上をいくら見て回ってもFacebookのトラブルの話題はどこにも出てきません。

これはもしや、ウイルス感染か、ハッキングか、乗っ取りか、などと不安をかかえて出勤したのでした。

クリニックに着いたらまず、建物周囲の清掃をして、それから着替えて、診察室のMacを立ち上げます。

すると、診察室のMacでもやはり、Facebookが立ち上がりません。予想していたこととはいえ驚きます。

ここに来てようやく、Facebookのトラブルは私だけの問題ではなことを確信しました。

皆様ご存じのように、今朝、世界中でFacebookに大規模な不具合が起きました。

ハッキングが原因ではないと信じたいですが、そりゃわかりません。個人情報がとても心配になります。

おかしな投稿はしてないつもりですが、メッセンジャーによる個人間の通信内容が漏洩するのは困ります。

今現在、Facebookは何事も無かったように平穏です。いまのうちにできることは・・・パスワードの変更!

ハクビシン

「ハクビシン」や「アライグマ」が民家の天井裏に棲みついたといった報道を、最近よく聞きます。

それらの動物はしばしば、都会のど真ん中で見つかったりするので、たぶん、日本中に居るのでしょう。

ハクビシンの顔は、鼻筋が白いのが特徴ですね。漢字で「白鼻芯」と書くだけの事はあります。

アライグマはその反対に、鼻筋が黒い。

前者は「ジャコウネコ」の仲間で大きく括ればネコの仲間、後者はクマの仲間で大きく括ればイヌの仲間。

両者の顔つきは、遠目にはよく似ていますが、じっくり見るとたしかにだいぶ違います。

ジャコウネコと聞けば、連想するのは「麝香(じゃこう)」。「大黒屋」が密輸していた「ご禁制品」です。

でもよく調べてみたら、本来の麝香の原料は、「ジャコウジカ」の「麝香嚢」なんですね。

ジャコウネコやジャコウアゲハも麝香と似た匂いを放つそうですが、嗅いだことないので違いはわかりません。

麝香は「ムスク(musk)」とも言い、「マスクメロン(muskmelon)」もその香りにちなんだ名称だとか。

そうか「maskmelon」じゃないのか。いま知った。

でも、ハクビシンの別名が「Masked musang(マスクを着けたジャコウネコ)」というのはまた奇遇。

動物から放たれる本来は「臭い物質」が、ほどよく希釈されると香料になるというのは、面白い話です。

たぶん、どのような悪臭もそうなのでしょう。

そしてまた、同じ匂いを悪臭と感じるか、かぐわしいと思うかには、個人差が大きいですよね。

発酵食品などがその代表例でしょう。

私はどちらかと言えば、悪臭閾値が低い(=悪臭に弱い)方です。なので台湾の「臭豆腐」なんて絶対無理。

医薬部外品問題

何年も前から、場合によっては子どもの頃から、ずっと疑問に感じていていることって、ありますよね。

その特徴を考えてみると、

・学校で習うとか、大人になれば自然とわかるという性質のものではない

・気になって仕方がないから調べよう、と思うほどの緊急性も必要性も感じない

ところが近年、ていうかだいぶ前から、ネット検索という強力な武器が出現し、疑問解決を容易にしています。

なので、いまだに未解決の疑問の特徴を考えてみると、(次のスライドをお願いします)のいずれかです。

(1)あれこれ工夫して検索しても、どうしても的確な答が見つからない(難問)

(2)ググるのも面倒に思えるほど、その疑問を解決する必要性を感じない(愚問)

(3)ネット検索ごときで簡単には解決したくない

たとえば前に書いた「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1693.html" target="_blank" title="ロール・ベール・ラップ・サイロ">ロール・ベール・ラップ・サイロ</a>」は、安易な解決を望まない、まさしく(3)でした。

さて今日は「医薬部外品」です。その概念はわかります。「医薬品」と「化粧品」の中間なんでしょう?

ただ私の疑問は、どこで区切るのか、という点です。「医薬・部外品」なのか、「医薬部・外品」なのか。

この数十年間、折に触れて頭をもたげたものの、なんとか自力で答を導きたくて、悩み続けてきた疑問です。

いや、ウソです。(3)ではなくて多分(2)ですね。医薬・部外品でも医薬部・外品でも、どっちでもいい。

ところが長年そう思ってきたのに、今日突然、この問題を今すぐに解決せねばならない気分になりました。

悔しいですがこういう時、薬学部の先生に尋ねたり図書館に行くのではなく、まず頼るのはグーグル先生です。

「医薬 部外品です。薬では無いですよ〜という意味なので」

「医薬で区切るのがすっきりでしょう。医薬部なんてクラブ聞いたこともないし(以下略)」

すみません。怖いもの見たさに「YAHOO! 知恵袋」を覗いてみたら、このような軽快な回答集でした。

がしかし、知恵袋を笑ってはおれません。「医薬部外品区切り問題」は意外なほどの難問(1)だったのです。

業界や官公庁のサイトもあちこち見ましたが、区切り位置について解説してくれるものではありませんでした。

やむを得ず、最終手段に打って出ました。「独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)」に電話です。

「医薬品、医薬部外品、化粧品に関するご質問」を受け付けている部署の担当者の回答は、こうでした。

「医薬部外品で1つの言葉なんですが、しいて言えば、医薬で区切るんでしょうかね」←ほぼほぼ知恵袋と同じ