Apple Card登場

Appleのスペシャルイベントが、本日未明(日本時間)に行われ、いくつかのサービスが発表されました。

(1)AppleNews+:雑誌購読サービス。iPhoneやiPadで多くの雑誌が読み放題。でも最初は欧米だけ・・・

(2)Apple Card:Apple純正のクレジットカード。年会費無料。日本でいつから使えるのかは、不明ですが。

(3)Apple Arcade:ゲーム購買サービス。すみません、私はちょっと興味なし。

(4)AppleTV channelsとAppleTV+:動画配信。Netflixみたいなやつですかね。コレ絶対やると思ってた。

最初に取り上げたいのは(2)ですね。決済はMasterCard。Apple Payでも使えるし物理カードもある。

そのカードを見て驚きます。カード番号も有効期限もセキュリティーコードも刻印されてないからです。

そんなモノいらねえ、ってわけです。なので超シンプルなデザインでオシャレ。しかもチタン製。欲しいです。

しかもApple PayでApple Cardを使うと、全商品で2%、Apple直販だと3%のキャッシュバックがあるとか。

でも最大の驚きは、いつどこでいくら払ったかなどカードの利用内容について、Appleは把握しないってこと。

購買情報や利用履歴はiPhone内部にのみ保存され、Appleはそのデータを収集する気がまったくないのです。

「GAFA」のうちGoogleやFacebookやAmazonなら、こんなにオイシイ情報を活用しないはずがありません。

彼らには情報こそが武器。その情報を統合して精度の高い広告に生かし、莫大な広告収入を得ているからです。

FacebookやAmazonを利用したり、ただブラウザを開いただけで現れるしつこい広告がまさに、それですね。

Googleの売上の8割以上、Facebookでは9割以上が広告収入であり、Amazonも広告収入を伸ばしています。

ところがAppleは、人々の生活を快適でオシャレにはするけどデータは集めない、という頑固な態度なのです。

嫌いじゃないけど、その愚直さが収益力を落とし、売上げがますます低迷するのではないかと心配になります。