溶連菌感染流行中

春めいてきました。ていうか春です。インフルエンザの流行は、ほぼ終わったと思って間違いないでしょう。

まだ時々一部にインフルエンザが出ていますが、それもほぼわずか。

高熱が続いてぐったりの方も減ったので、念のため検査することもほぼ、なくなりました。

いま思えば、今シーズンのインフルエンザの流行はとても短期間でした。

しかも、ほとんどA型。B型の流行はごくわずかでした。

昨年の大流行で罹患した人が多かったので、今年の患者数が少なかったのかもしれません。

最近流行しているのは、溶連菌感染ですね。熱があるか、ノドが痛い場合は、いちどは疑ってください。

その咽頭所見は、かなり特徴的です。

まず、のどの「手前」が赤い。腫れてなくてもベタッと赤い。

あるいは、扁桃が腫れて赤い。アデノウイルス感染とは異なり、咽頭後壁はそれほど赤くない。

溶連菌感染は抗生剤がよく効きますが、しっかりと1週間以上は抗生剤を内服する必要があります。

その診断がついてない場合、抗生剤の内服を2,3日でやめてしまうことも多く、問題です。

咽頭痛があって妙に赤みが強い方は、自己判断で治療せず、必ずいちど医療機関を受診してください。