熊本は医師多数県

医師不足の原因として、地域による偏在と診療科による偏在が、以前から問題視されています。

後者の方が重大だと私は思いますが、厚労省はとりあえず、前者についての対策を打ち出そうとしています。

「人口10万人対医師数では、医師の偏在の状況を十分に反映した指標となっていない」というのが前提です。

厚労省は、医療需要・将来人口・地理・患者の流出入・医師の年齢性別などを踏まえた指標を算出しました。

そしてその指標を元にして、「医師少数県」16県と「医師多数都府県」16都府県が指定されました。

「医師少数県」は、最も少ないのが岩手、その次に少ないのが新潟だそうです。

以下、青森、福島、埼玉、茨城、秋田、山形、静岡、長野、千葉、岐阜、群馬、三重、山口、宮崎。

「医師多数都府県」は、最も多のが東京、その次に多いのが京都。

以下、福岡、沖縄、岡山、大阪、石川、徳島、長崎、和歌山、鳥取、高知、佐賀、熊本、香川、滋賀。

わが熊本県は、医師多数県に含まれていますが、それも含めて、少数県と多数県の顔ぶれは微妙ですね。

東京周辺の埼玉・茨城・千葉は医師少数県です。

高齢化率の高い地域や患者流入の多い地域では医療需要が高く、医師不足と評価される傾向があるとのこと。

医師の高齢化率が高くても、医師供給が少ないとみなされると厚労省は考察しています。

それじゃあ、医師多数県の熊本は、若者が多いか患者が流出してるのでしょうか。どうもピンときません。

どっちにしても、厚労省がこねくり回した統計の数値を鵜呑みにする国民など、いま誰もいませんけどね。

診療時間を変更します

つるはらクリニックは4月から、診療時間を変更します。この場を借りて告知(第一弾)させていただきます。

まず、現時点での診療時間は、以下の通りです(ただし、冬場は休憩時間を適宜短縮しています)。

【月・水・木】 午前9時〜12時、午後3時〜7時、(予防接種は午後2時〜3時)

【土・日・祝】 午前9時〜12時、午後3時〜5時、(予防接種は午後2時〜3時)

これを以下のように変更します。

【月・水・木・土・日・祝】 午前9時〜12時、午後2時〜6時、(予防接種は午後1時〜2時)

平日の診療はこれまでよりも1時間早く終わり、土日祝日の診療は1時間遅く終わることになります。

休診日が火曜日と金曜日であることは、変わりません。これまで通りです。

患者さんのメリットは、土日祝日の診療が長くなることですが、平日の診療が早く終わるのはデメリットです。

両者をプラマイゼロだとは言えませんが、実態に即した診療時間の変更とご理解いただければ幸いです。

日曜祝日の診療終了時刻がいつも超過気味なので、最初から長めの診療時間にしてしまおうというわけです。

しかし昨今の「働き方改革」の趣旨を重視すれば、労働時間(または拘束時間)の総計は増やせません。

そのため、平日の休憩時間を短縮して、そのぶん診療終了時間を1時間早めさせていただくことにしました。

平日は夕方6時台にも診療しているから助かる、という方が何人もいることは承知しています。

しかし日曜祝日に夕方まで診療を行っていることもまた、多くの患者さんに喜ばれています。

今回は、開院当初半ドンだった火曜日を休診日にした2010年1月以来の、診療時間の変更です。

平日の夕方に来院されることが多かった方々には、来院の際に個別にご説明しているところです。

皆様にはご不便をおかけしますが、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

マイナンバー保険証

政府は「マイナンバーカード」普及のテコ入れに、健康保険証として利用する政策を(急に)進めるようです。

カードの交付実績はたったの12%ですか。でしょうね。こういうのが好きな私ですら、作ってませんから。

早急にまず、国会議員と官僚の方々のカード所有率を調査していただきたいものです。サンプル調査不可です。

自民党の先生方はもちろん、所有率100%なんでしょうよね。

健康保険とは、被保険者 (患者) の医療費の一部を、企業や自治体などの団体 (保険者) が負担する仕組みです。

そして健康保険証は、その患者の医療費の一部を、その保険者が負担することを証明する、会員カードです。

「私の医療費は、コレコレの団体が7割ほど後払いしますから、今日私は3割分だけしか払いませんよ」

そのように明言しなくても、提示するだけで全国の医療機関の窓口で割引してもらえる、特別な会員証です。

医療機関はその会員証を信じて値引きするのですが、ときどき、無効な保険証をもってくる人がいます。

会社を退職したのに元の保険証を使う人などです。見かけ上は有効期限内の保険証なので、区別がつきません。

こういうのを「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2057.html" target="_blank" title="資格喪失後受診">資格喪失後受診</a>」といい、医療機関と保険者の間で無用のトラブルが発生する要因となります。

マイナンバーカードが保険証になれば、このような問題は解決するのかもしれません。

もちろん、会社の雇用情報や退職情報がリアルタイムでマイナンバーに紐つけられることが前提です。

そもそも、顔写真のない保険証を信用して本人確認もせずに診療を行う現状にも、問題があります。

その意味では、マイナンバー保険証には期待できますが、読み取り端末などの設備投資には不安があります。

医療機関には一定の助成が出るのか、あるいは「マイナンバーカード読取体制等加算」などが新設されるのか。

様々な種類がある保険証をマイナンバーカードで統一すれば、医療事務の仕事は少し楽になります。

ただ、医療機関や保険者にとってはメリットがあっても、被保険者(患者)にメリットがあるのでしょうか。

いまの保険証が使える限り、保険証としても使えるマイナンバーカードを作る必要性は感じませんよね。

システム更新でトラブル

東海道新幹線の券売機トラブルが、今朝から続いており、現時点ではまだ完全には復旧していません。

「新幹線自由席の往復券を買おうとすると券売機が作動しなくなる」というのがその「主症状」のようです。

JR各社の券売機が1つの管理システムにつながっているため、トラブルの規模が全国に広がりました。

原因は、ダイヤ改正に向けた更新プログラムのバグです。システムの更新はつねに、リスクをはらんでいます。

病院関連で記憶に新しいもので言うなら、昨年7月に起きた倉敷中央病院のシステム障害でしょうか。

電子カルテなどが朝から使えなくなり、その日は外来診療も救急患者受入も取りやめとなりました。

原因は、前夜からのネットワーク更新作業でした。暫定的に旧システムに戻すことで、翌日は復旧しました。

MacのOSは、ほぼ毎年新バージョンが登場していますが、すぐに更新するのを控えるのが鉄則です。

メジャーバージョンアップから少し経過して、バグが修復されたバージョンが出るまで待つべきです。

わが家のリビングのテレビが数年前のある日、まったく映らなくなったことは<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-729.html" target="_blank" title="以前書きました">以前書きました</a>。

原因は自動アップデートされたファームウェアのバグ。全国一斉に、同型機で同じトラブルが起きたようです。

電子カルテも、診療報酬改定時などの大きなプログラム更新の直後には、しばしばトラブルが起きます。

メーカーは十分チェックしたのでしょうけど、多くのユーザーが利用してやっと発見できるバグもあるのです。

その診療報酬改定で昨年新設された「妊婦加算」は、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2628.html" target="_blank" title="今年から凍結">今年から凍結</a>されています。文字通りフリーズです。

「妊娠の継続や胎児に配慮」するのが目的の妊婦加算でしたが、妊婦本人にとっては負担増でしたからね。

この妊婦加算のドタバタも、制度設計に考えが足りなかったという意味では、システム障害の一種でしょう。

薬に発がん物質混入

ファイザー製の高血圧治療薬「アムバロ配合錠」から発がん物質が検出され、自主回収が始まっています。

どうしてそんなことになるのか。血圧下げて癌になったのではたまりませんね。

アムバロ配合錠には、2種類の降圧剤「アムロジピン」と「バルサルタン」が「配合」されています。

そのうちのバルサルタンの「原薬」から、発がん物質NDEAとNDMAが検出されたようです。

この原薬は、ジェネリックメーカーの世界最大手「マイラン」のインド工場で製造されたとのこと。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-648.html" target="_blank" title="バルサルタン">バルサルタン</a>というのは、数年前に論文不正問題で有名になった、あの薬(商品名「ディオバン」)ですね。

そのバルサルタンの発がん物質混入騒動と言えば、実は「あすか製薬」が先輩格です。

昨年7月、あすか製薬の「バルサルタン錠」にNDMAが混入していたため、販売中止・自主回収となりました。

そこで厚労省が他社にも品質管理を確認させたら、ファイザーの薬からも見つかったというのが経緯です。

となると、あすか製薬とファイザーは同一の原薬を使っていたのか、と考えるのが自然ですね。

ところが、あすか製薬のサイトを見ると、原薬の製造元は中国の「浙江華海薬業股彬有限公司」とあります。

ファイザーの原薬は「インド製」ですが、あすかは「中国製」。別会社だったか。

いやいや、中国インド国境未確定地域に存在する工場なら、インド製とも中国製とも言えるじゃないですか。

残念ながら、浙江華海薬業を調べてみると、原薬工場は浙江省と江蘇省の2カ所。いずれも東シナ海沿岸部。

う〜む。中印国境未確定地域説、崩れたり。

それらの工場を「視察」しようと、グーグルマップを見たんですけど、ストリートビュー不可でした。

中国国内はストリートビューでは見れないんですね。そのことに今日はいちばん驚きました。

「がっかり」発言

白血病と診断された池江璃花子選手についての、桜田義孝・五輪相の失言が、激しく叩かれています。

「がっかりしている」「盛り上がりが下火になる」との発言を批判され、桜田氏は今日、謝罪撤回しました。

ただ、問題の桜田発言全体を聞いてみると、報じられているほどの悪質さがない点に気づきました。

メディアや野党が非難している発言は、一部のみを切り取った感が否めません。

桜田氏が何のメモも資料も見ないで、自分の言葉で語っていた昨日の発言を、テープ起こししてみました。

(以下、桜田発言)

まあ正直なところびっくりしましたよね、聞いて。えー、本当に。まあ病気のことなんで、まあ早く治療に専念していただいて、一日も早く元気な姿に戻ってもらいたいというのが、私の率直な気持ちですね。

そう、金メダル候補ですからね。日本が本当に、期待している選手ですからね、本当にがっかりしております。で、やはり早く治療に専念して頑張っていただきたい。また、元気な姿を見たいですよ。

いやあ、日本が誇るべきスポーツの選手だと思いますよね。やっぱり本当にわわわれが誇りとするものなので。やっぱり最近水泳が非常に盛り上がってる時でもありますし、まあオリンピック担当大臣としてはオリンピックで水泳の部分がね、非常にこう期待してる部分があるんですよね。1人こうリードする選手がいると、みんなその人につられて全体が盛り上がりますからね。そういった盛り上がりがね、若干下火にならないかなと思って、ちょっとそれを心配してますよね。

ですからまあ我々も一生懸命頑張っていろいろな環境整備もやりますけども、とにかく治療に専念して元気な姿を見せていただいて、またスポーツ界の花形として頑張っていただきたいというのが私の考えですね。

とにかく治療を最優先にして元気な姿を見たい、また頑張っている姿を我々期待しています、ということです。

(以上、桜田発言)

そう悪い文脈じゃないんですけど、配慮を欠く表現はあります。こういうのを「失言」っていうのでしょうね。

やたらに頑張れ頑張れと連呼するのも、無神経な気がします。全体に、しゃべりすぎですね。

ネットで宝くじ購入

私はめったに買わない宝くじですが、いつの間にかネットで買えるようになってますね。調べてみました。

(1)宝くじのサイトにアクセスして、新規会員登録をする

最初に1回行うだけですが、そこそこ面倒くさい。しかも、私がよく使うクレジットカードが使えません。

(2)すべての宝くじが、同時に、任意の条件で、24時間購入できる

連番やバラが、自由な組み合わせで好きなだけ買える。「3連バラ」なんてのもある(三段腹ではない)。

(3)単発の「通常購入」のほか、指定した設定で「継続購入」もできる

継続購入期間は自動延長も可能なので、事実上、無期限に宝くじを買い続けられる仕組みです。

(4)購入しても、紙の宝くじが送られてくるわけではない

考えてみたらそうなんでしょうけど、購入した宝くじの番号は、専用サイトで確認できるだけなんですね。

(5)当せん金は自動的に、受取口座に振り込まれる

抽せん結果を確認しようがしまいが、当せんすれば当せん金は振り込まれます。受け取り忘れはありません。

つまり、こういうことですか。

発売日をいちいち気にしなくても、すべての宝くじを自動的に忘れず買い続けられて、紛失の心配も無い。

当せんしたかどうかを知る必要がないので、抽せんのたびに一喜一憂しなくても済みます。これは気が楽。

宝くじの存在など忘れてしまっても、くじの購入と当せん金受取は、自動的に確実に永久に続けられるのです。

え〜っと、宝くじの楽しみって、どこにあるんでしたっけ?

記念する日

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2322.html" target="_blank" title="1年前の今日">1年前の今日</a>、長女の結婚式が行われたことは、私事ながら当日のブログに書かせていただきました。

いま読み返してみると、どうしてこのような個人的な内容を掲載したのかと、恥ずかしくてたまりません。

その日はそういう気分だったのでしょう。まあ、これも記念です、思い出です。

披露宴会場だった福岡のホテルにおいて、娘ら夫婦は今夜「結婚式記念日」(?)の食事会をするそうです。

なるほど、厳密には「結婚記念日」じゃないわけだ。入籍したのはその前年の11月22日だったから。

しかし、入籍日も大事ですが、結婚を皆で祝った挙式・披露宴の行われた日も、重要な記念日のはず。

ならば前者を「結婚記念日」、後者は結婚したことを記念した日として「結婚記念の日」とするのはどうか。

というわけで、見え透いた前ふりが長くなりましたが、今日は「建国記念の日」なんですよね。

「建国した日」とは明言せず、「建国した日本が今あることを記念した日」という解釈もできる名称です。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1226.html" target="_blank" title="前にも書いた">前にも書いた</a>ように、自民党と社会党の妥協の産物です。

なぜそれが2月11日なのか、という点については興味深いところですが、それも前に書いたので割愛します。

それよりも、今朝の日経のコラムが面白かった。

「外国のスパイを疑ったら、建国記念の日の由来を尋ねよ」という引用。答えられたらスパイだそうです。

スパイの方には申し上げておきますが、日本人が日本のことを何でも知ってると思ったら、大間違いですよ。

悪夢の切迫劇

眠って見る夢の定番といえば、何かの課題や締切に追われるような「切迫劇」でしょうか。私はよく見ます。

経験の少ない難手術の執刀にプレッシャーを感じながら、準備(手洗い)をするシーンなどがそれです。

目が覚めて、いま自分が心臓外科医ではないことを思い出し、正直に言えば少しホッとします。

準備が間に合ってない学会発表では、会場ホテルのロビーで必死にプレゼン用のスライドを作ってたりします。

PCプレゼンになってからは現地で作業ができるものだから、余計に準備がギリギリになってしまうのです。

試験日の直前になって「あ、日本史勉強するの忘れてた!」と顔面蒼白になる夢は、毎年見てる気がします。

受験とは無関係のいま、日本史はとても好きな分野なのに、当時は苦痛のタネだったのでしょうね。

そのような、昔の苦労に由来する夢はよく見るのに、最近の出来事があまり夢に出てきません。

夢のインパクトが少なく、覚醒しても安堵感がないために、記憶に残らないのかもしれません。

「悪夢を見る」という副作用で知られる新しい睡眠剤が、私の知るところでは2つあります。

従来の睡眠剤は夢を抑制しますが、新しい薬では抑制しないので、夢をよく見るようになることは確かです。

そして夢をたくさん見たとき、その中でもとくに悪夢が記憶に残るのでしょう。

患者さんに処方すると何人かに1人は、その悪夢の副作用が原因で、もう2度と飲みたくないと訴えます。

いったいどんな夢を見たのか、患者さんに尋ねても、あまり詳しくは教えてくれません。

私は生まれてこの方、睡眠剤に類するものは一度も飲んだことがありません。そして夢はよく見ます。

もしも私が件の睡眠剤を飲んだ場合、悪夢にうなされるのか、それとも日頃と同程度の夢を見るだけなのか。

人体実験をしてみたい気もしますが、たぶん何も変わらないでしょうね。毎晩やたらに夢を見てますから。

アロマテラピー

「アロマテラピー」と「アロマセラピー」を、放送用語として両者同等に推奨すると、NHKが決定しました。

「放送用語委員会」の議論に異を唱えるわけではありませんが、できれば「テラピー」優位としてほしかった。

「テラピー」はフランス語読みであり、「セラピー」は英語だと、Wikipediaなどには書かれています。

しかし “therapy” という英語だって、その発音が「セラピー」と「テラピー」のどちらに近いかは微妙です。

業界団体はどちらを使ってるのか、「日本アロマ環境協会」のサイトを見たら、表記には混乱がありました。

「アロマテラピー」と書いておきながら、それを行う資格者を「アロマセラピスト」としているからです。

「セラピー」や「セラピスト」という外来語は、「アロマテラピー」よりも前から存在し、定着しています。

「アロマテラピスト」と言うべきところが、「セラピスト」に引きずられてしまうのでしょう。

もしかすると将来は、「アロマセラピー」が優位になっていくのかもしれません。

医者の世界には「ムントテラピー」という言葉があります。実際には、その短縮形の「ムンテラ」を使います。

「ムント(Mund)」はドイツ語で「口(くち)」の意味。「テラピー」は、この場合ドイツ語読みです。

本来は対話による治療を意味するのかもしれませんが、日本では通常、術前説明のような場面を指します。

今風に言えば「インフォームドコンセント」ですが、その事務的な言葉よりも、私は「ムンテラ」が好きです。

勤務医時代、手術の前には、病状や術式と起こりうる合併症について、患者と家族に詳しくムンテラしました。

心臓の手術は命に関わる一大事なので、極めて詳細かつ厳しい説明を行うのです。

私はそのとき、いつもふと思い出す音楽がありました。バッハの教会カンタータ147番(のコラール)です。

ドイツ語で、 “Herz und Mund und Tat und Leben.” (心と口と行いと命で)という名がついた曲です。

心臓に対して、ムンテラして、手術を行い、命を助ける、そのようなイメージと重なると私は思ったのです。