スラマッ パタン

クアラルンプールから、新年、あけましておめでとうございます。本年も、よろしくお願い申し上げます。

年末年始をハワイで過ごす方が多い(芸能人でなくても)ようですが、私はまだ行ったことがありません。

しかしハワイではありませんが、今年は海外(マレーシア)で新年を迎えました。こんなの初めてのことです。

年末年始の数日間を老人病院の当直室で過ごしたことなら、過去に何度もあります。当直のアルバイトです。

インターネットのない時代のこと。テレビすらない狭い部屋で、ヒマ過ぎて気が変になりそうな正月でした。

あるいは、大学病院や市民病院での仕事中に年が明けたこともありました。

西暦2000年を迎えた瞬間は、機器管理(危機管理ではなく)のために、病棟詰所に張り付いていました。

またある正月は、重症患者の管理のため病院にとどまっている数日の間に、ひげが伸び放題に伸びました。

それ以来、ひげをたくわえるようになり、いまは一部のひげを残した状態です。

マレーシアと日本の時差は1時間。日本よりも1時間ほど遅れて、私は平成最後の年2019年を迎えたわけです。

深夜に到着したので、ちょうどその瞬間を、たまたまクアラルンプール空港で祝うことになりました。

空港にいた人々(見知らぬ外国人たち)が、カウントダウン乾杯をしようと言い始めて、輪が広がったのです。

みんなで、ビール片手に盛り上がりました。私もです。誰かが動画を撮ってましたが、知らない外人です。

マレーシアは、イスラム教をはじめとした多宗教の入り交じる国なので、1月1日の祝い方も微妙だとか。

清々しく厳粛でありながら、一方で目出度く賑やかに盛り上がるのは、日本特有の祝い方かもしれません。