日祝診療をしている当院と同様に、休日当番医でももちろん、インフルエンザ患者の診療で大忙しのようです。
医師向けのサイトに最近、多数の患者さんの診療を断らざるを得ない当番医の現状が、投稿されていました。
年間を通して当院には、当番医に断られたのでそちらを受診したい、と訴える方がたびたび来院されます。
時間外診療はあまり増やしたくはないのですが、当番医に断られたという患者さんはなるべく受け入れます。
医療機関2カ所に断られたのでは、あまりにも申し訳なく思うからです。
でも念のため申し上げておくと、当番医も当院も、標榜している診療終了時刻は同じ、午後5時です。
当院は開院当初の数年間、求められれば夜遅くまで際限なく診療を行ってきた経緯があります。
ある程度時間外を制限している今でも、当番医を断られた方にとっては、当院が頼みの綱なのかもしれません。
ただ、当番医に断られて当院に流れてくる患者さんが次々に現れることを、私は想定していませんでした。
では、当番医は早々と受付を打ち切ってけしからん、と言えるのかといえば、そうでもなさそうです。
この時期は多くの当番医が、定刻を大幅にオーバーして診療しているとの話を聞いたからです。
いくら何でも限界があるので、それぞれの先生の判断で、診療予約の打ち切りを決断されているのでしょう。
なんにせよ、この時期のインフル受診は過剰です。とくに早期検査や念のための検査が多すぎます。
この件はとても重要な問題なので、後日あらためて考察してみたいと思います。