アニョハセヨ

ソウルからお送りしています。こちらも大晦日です。

今朝、福岡空港を出発して、大韓航空機で仁川(インチョン)空港に着いたところです。

いまからボーイング747型機(ジャンボ!)に乗り継いで、マレーシア(クアラルンプール)に向かいます。

ひところ世界中の航空会社の主力機だったボーイング747ですが、近年は退役ラッシュです。寂しいですね。

旅客機としていまなお運用しているのは、中国国際航空とルフトハンザ航空と大韓航空だけ。あとは貨物機。

日本の政府専用機としてはよく見かけましたが、それも今年まで。来年からはボーイング777型機になります。

ところで今年の正月は、マレーシアで過ごすことになりました。観光ではなく研修旅行です。つまり勉強です。

現地には夜遅くに到着するので、念のため今日のブログは、乗り継ぎの時間を利用して空港で書いております。

いつもの「インチョー(院長)ブログ」が、今日は「インチョン(仁川)ブログ」でもあるというわけです。

それほどブログの連続投稿を中断したくないのかと問われれば、その通り。なので旅行の時は常に不安です。

クアラルンプールには23時頃に到着しますが、これはトラップです。日本時間ではすでに、0時だからです。

機内で執筆・投稿することも考えましたが、ジャンボのWi-Fiに不具合があるかもしれません。

というわけで今、パチパチとMacBookのバタフライキーボードを叩いて、空港ラウンジで執筆中なのです。

でもって、さっきはインチョンブログとか言いながら、いま書きたいのは福岡空港で待たされた話など。

すでに昨日のうちに「オンラインチェックイン」を済ませていたので、今日は楽勝かと思いきや・・・

(1)地下鉄駅から国際線までのバスの所用時間が、けっこう長い:腰痛のある人(私)は、必ず座るべきです

(2)Wi-Fiルータの空港受け取りカウンターが、早朝はかなり混む:時間帯によっては別の方策を検討すべき

(3)チェックインカウンターが、超長蛇の列:手荷物は預けないので、カウンターの列には並びません

(4)検査場にも長蛇の列:今日の開場は7時44分でした。それ以上早く行く意味なし。

(5)出国審査は、自分でパスポートの顔写真をスキャンするだけ:なぜか怖い係官とは、対面する必要なし

オンラインチェックインはとても便利ですが、その恩恵が最大限に得られるのは、荷物を預けない時です。

パスポートにスタンプを押してもらうためには、出国審査後にわざわざ、係員にお願いする必要があります。

というわけで、インチョン話はまた後日です。では、よいお年を。

財布を忘れて海外旅行

「買い物しようと街まで出かけたが、財布を忘れて愉快なサザエさん♪」などと歌ってる場合じゃありません。

旅行をしようと駅まで来てみたら、財布を忘れてショックな私ですよ。

今日の午後、財布を忘れたことに気づかないまま熊本駅に来てしまいました。いまから旅行に行くというのに。

さいわい、クレジットカードは名刺入れに入れて携行してましたが、現金が1円もありません。

政府があんまり「キャッシュレス化」をうるさく言うものだから、こんな形で弊害が露呈するのです。

今晩のうちに福岡入りして、明日の朝の航空便で海外へ旅立つというのに、所持金ゼロは厳しいですね。

パスポートとeチケットとクレジットカードとiPhoneやACアダプタ類は何度も確認したのに。現金忘れる?

そこで、手持ちのクレジットカードでキャッシングが可能か、カード会社に電話して聞いてみました。すると、

「お客様の場合、キャッシング枠が設定されておりません」

そうなのです。私はキャッシングとかリボルビングが大嫌いなので、最初から設定していなかったのです。

「お急ぎでしたら、すぐに書類を送付致しますが、届くのは年明けになると思います」

って、いくら丁寧に言われても、旅行には間に合わんわい。

と、そのとき、ひらめいたのです。福岡で、娘から金を借りよう。

娘が福岡に住んでいて良かった。こういうとき、助かります。そういや息子は東京(川崎)にいる。よし。

もともと今夜は娘夫婦と会食する予定だったので、その場を借りて、無事、現金を借りることができました。

もともと今夜は娘夫婦に食事をおごる予定だったので、借りたお金でおごるという、妙な具合になりました。

年末年始の休日加算

年末年始に外来診療を行う医療機関は、休日在宅医と同等の扱いとして、医師会等が把握して公表します。

この期間(12/29〜1/3)に診療を行えばもちろん、休日加算を算定できることになっています。

当院では、土日祝日診療を標榜している関係で、日ごろは日祝に診療をしても休日加算が算定できません。

唯一、例外的に休日加算を算定できるのは、この年末年始の期間に診療を行った場合です。それが今日でした。

じつは数年前から、年末年始の休診日として、当院では12/29から1/3までをいつも6連休してきました。

ところが今回そのように休診すると、その6連休の前後が金曜日なので、結果的に8連休になってしまいます。

それではまずかろうということで、今年は12/29を診療日とし、微力ながら地域医療に貢献したつもりです。

さて、問題は来年の春です。医療に空白期間が生じるリスクも考慮せず、10連休が作られてしまいました。

熊本市医師会では、この期間中に診療を行う休日在宅医を募っています。

もちろん、私も応じるつもりです。もともと祝日診療してますから、特段の苦労はありません。

ただ、どの祝日に診療したとしても、当院では休日加算が算定できません。そのことはもう、諦めています。

ですけどね。日祝診療を続けるって、日頃からそれなりに苦労はあるのですよ。

好きで日祝診療してるのだから休日加算は認めない、という厚労省の考え方って、優しくないですよね。

そもそも休日加算って、患者には受診抑制効果、医療機関には日祝診療へのモチベーションが狙いのはず。

ならば、たまに休日診療するよりも、いつも日祝診療する医療機関の方こそ、むしろ優遇されるべきでしょう。

今日みたいにめずらしく休日加算が算定できてみると、ついつい愚痴を言いたくもなります。

車が盗難された件

Googleの検索窓に「車が盗難」まで入力したら、「車が盗難にあう夢」なんていう検索候補が出てきました。

しかも、「車が盗難」「車が盗難されたら」に次いで3番目という上位候補。よほどメジャーな夢のようです。

さて、今朝のこと。休診日なので、リニューアルオープンしたばかりの、車のディーラーに行ったのです。

店内に入ってソファーに腰を下ろし、顔見知りの女性にお願いしたサービスのコーヒーを待っていた時のこと。

ふと駐車場を見ると、知らない家族が私の車に乗ろうとしています。ていうか、もう乗っています。

どうやら、展示車と思ったのか。やれやれ、説明してこよう、と駐車場に行ってみたら、もぬけの殻。

その家族だけでなく、私の愛車もありません。

とっくの昔にお気づきのように、今朝見た夢です。ただ、問題なのは夢の続きです。

私はなぜか、まったく慌てていません。貴重品を入れたカバンは、車外に持ち出していたからでしょうか。

いやそうではなく、重大事だと思いたくない心理があったようなんです。一種の「正常性バイアス」です。

現金やカードや診療関係の物品等が盗まれなかったことを過大に好評価し、平静を保とうとしていました。

おまけにディーラーの駐車場での出来事です。きっと、なんとかなる。

以前は<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2292.html" target="_blank" title="車にキズを付けられた">車にキズを付けられた</a>だけで警察に通報しましたが、このたびは盗難だというのにおおらかなものです。

と、その時、ETCカードが挿入されたままだったことを思い出しました。慌ててカード会社に連絡です。

おい、それより前に警察に連絡だろうって、今ならすぐ思いますけどね。そこがすっかり、抜けてます。

車が盗まれる夢は、良い夢とのこと。それが、防犯意識を高める契機になるのなら、実際そうかもしれません。

ごく短時間だけ車を離れるとき、キーを車内に置きっぱのことが、たまにあります。今後はそれ、やめます。

キャッシュレス加速?

諸事情で自宅の夕食が準備されていないとき(←たまに)には、私は帰り道のセブンイレブンに寄ります。

店内を見渡して、ちょっと「そそる」ものがないかと物色します。結局、たいした物は買いません。

コンビニでの支払いは、以前はEdyで、その後ApplePayを使っていましたが、今はクレジットカードです。

大人の事情で最近いちばんよく使うカードがApplePayに対応していないので、これはやむを得ません。

たまに行くから驚くのですが、セブンイレブンはクレジットカード払いが簡単になりましたね。

カード差し込み口に自分でカードを入れて、しばらくしたら引き抜く。それだけ。暗証番号も何も無し。

店員にカードを手渡すこともなく、商品をレジ袋に入れてもらってる間に、支払作業が完了します。

消費増税の機会を利用して、政府はキャッシュレス化を推進しようとしています。

でも政府がやらなくても、そろそろ民間の方が本腰を入れ始めているようです。

ファミリーマートの「ファミペイ」がファミマ全店に導入される方向だと、今日の朝刊が報じていました。

セブンイレブンの「セブンペイ(仮称)」も、来年夏には導入されるとか。

いちおう言っておきますが、「○○ペイ」が本格的に日本で普及してきたのは、ApplePayからですからね。

とは言え、私自身も最近ではApplePayを使っていないことは、前述した通り。

いまや、「LINEペイ」とか「楽天ペイ」とか、私の知らぬ間に世の中「ペイペイ」言い始めています。

「巷ではペイペイ言ってますけど、当社の決済法の名前どうします?」「じゃ、ペイペイにしちゃえば?」

ソフトバンクもそのようにして、名乗りを上げてきたのだと思います(個人の妄想です)。

中国アリババ集団の「アリペイ」が、驚異的な勢いで世界に拡大しつつあるそうです。

やがて中国政府が介入して、その名称も「シューキンペイ」になるとか、ならないとか。

10代にタミフル出す?

どうやら熊本でも、インフルエンザの流行が本格的に始まったようです。

3日前の天皇誕生日から急にインフルエンザ患者が増えており、どんどん拡大しそうな兆があります。

さて、今シーズンからいくつか、目新しいことがあります。

(1)今年から、当院では<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2572.html" target="_blank" title="高感度インフルエンザ検査装置">高感度インフルエンザ検査装置</a>を導入しています

発症(発熱)から短時間でも検査可能なのが利点ですが、増感判定に時間がかかるのが難点。

同時進行で2件、3件の検査を行うためには結局、従来の迅速検査キットも併用しなければなりません。

(2)今年から、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2576.html" target="_blank" title="新薬ゾフルーザ">新薬ゾフルーザ</a>が登場しました

当院で現在処方しているのは、昨年までと同様に、吸入ができる年齢ならイナビル、それ以外はタミフルです。

ゾフルーザの処方には、いまのところ私は慎重ですが、そのうちガンガン処方することになるでしょうね。

(3)今年から、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2417.html" target="_blank" title="10代へのタミフル処方が解禁">10代へのタミフル処方が解禁</a>されました。

「インフルエンザで見られる異常行動は、タミフル内服後に限った現象ではない」というのがその理由。

そんなことは何年も前からわかっていたのに、厚労省が重い腰を上げるまでにはずい分時間がかかりました。

あれだけタミフルは原則禁止だと言っておきながら、手のひらを返したように、今年からOKというのもね。

今年からタミフルの成分が変わったわけでもなければ、今年から10代の体質が変わったわけでもない。

「タミフルだけが問題なのではなく、他の薬も全部問題。だからタミフル解禁します」という消極的理由です。

「タミフルが問題だとして禁止していたのは間違いでした」とは絶対に言わないのが、厚労省なのです。

お年玉自動判別法

年賀状が、確実に元旦に届くための締め切り日が、今日でした。

まあ、経験上もう少し遅く出してもちゃんと届くはず、なんてのが私ら庶民の発想です。

なんなら30日ごろに投函しても何とかなる、元旦は無理でも三が日には届くだろうと、期待する始末。

しかし近年私は、早めに投函することの快感が身についてしまって、毎年早めに年賀状を仕上げています。

実際に今日も、宛名印刷をすべて済ませ、手書きのコメントを記入し、夕方には投函、する予定でした。

ただちょっとアレコレありまして、投函は明日の朝になりますが、それぐらいの遅れなら元旦には届くはず。

受け取った年賀状は毎年、すべてスキャンして、ファイル名を付けて保存することは、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-457.html" target="_blank" title="前にも">前にも</a>書きました。

で、今日ふと思ったのです。スキャンしたpdfファイルで、お年玉の当せん番号も自動チェックできないかと。

いまどきのスキャナ(ScanSnap)を利用したOCR機能は、かなり優秀ですから。

そこで試しに、明日投函する予定の年賀状をスキャンして、番号を検索できるかどうかを確認してみました。

まず、通常のモードでは、無理。番号のバックの赤い模様とイノシシの図柄が、読み取りを邪魔するようです。

たぶんこの場合、赤いフィルターをかけたらいいのでしょうけど、そのような読み取りモードはありません。

あれこれ試行錯誤の末、画質はエクセレント、カラーモードはグレーでスキャンすると、割とうまくいきます。

ただそれも、的中率は100%とは言いがたい。正月になったらもう一度、本番の年賀状で研究を続けましょう。

ちなみに今日、試しにスキャンした、投函予定の年賀状なんですけどね。

スキャンしたファイルを削除しようとして、ふと思ったのです。保存しておいたらどうだろうかと。

そのファイルを使えば、誰に送った年賀状が当せんしたか、あとで調べられますからね。これって悪趣味?

コードバンのバンド

よい子には今夜、サンタさんがプレゼントを持って来てくれるはずです。

私がよい子であるならば新しい「Apple Watch Series 4」をお願いするところですが、それはやめました。

かれこれ3年半ほど使っている今のApple Watchに、それほど不満な点は無いからです。

でもせめて、Watchのバンドだけでも変えてみようかとアレコレ探した末に、ついにいいもの見つけました。

コードバンのバンドです。Appleの純正品にはない剛性感(ゴツさ)と艶があり、私の好きな質感なのです。

ちなみに私のお気に入りのベルトもコードバンです。艶っツヤの名刺入れも、同じく。

これまで使ってきたApple Watchの金属製のバンドは、腕にフィットしないのが気に入りませせんでした。

金属製だとどうしても、腕を動かしたときに時計がグルッとずれ動くのです。私はそれが大嫌いです。

動かないようきつく締めると手首が痛い。でも時計が動くのはもっとイヤなので、常にきつく締めてきました。

ときどき、ユルユルの状態で動きまくる時計を腕にはめている人を見かけますが、あり得ないことです。

だいいち、文字盤がちゃんとこっち向かないでしょう。

Apple Watchを買う前の時計は牛革のバンド、その前はラバーバンドでした。

どちらも金属バンドよりはマシですが、しかしどのバンドでも、きつく締めなければやはり動きます。

ところが驚いたことに、コードバンだと時計が動かないんですね。

革が固いのでバンドが丸くならず、腕を締めずに挟むような力が働くからなんです。わかりにくいですかね。

ともかくこれで、最新のApple Watch Series 4を慌てて買おうという気持ちは、少しやわらぎました。

でも、心電図機能が日本向けに対応して、発作性心房細動が発見できるようになったら、やっぱり買うかも。

最後の天皇誕生日

いまの天皇陛下の誕生日を「天皇誕生日」として祝う日は、今日が最後となりました。

日曜日と重なったため、翌日のクリスマスイブが振替休日になるという、ちょっとしたプレゼント付きです。

皇太子の誕生日は2月なので、来年は天皇誕生日の存在しない1年となりますが、それはまあ、いいでしょう。

どっちみち来年は祝日・国民の休日だらけ。春の大型連休は、史上最長の10連休になることが決定してます。

その10連休の間、暦通りに「全休」する会社・事業所もあれば、10日間休み無しの職場もあることでしょう。

大型小売店や交通機関が大型連休中に休業するはずもなく、従業員は休暇を取りにくい10日間になります。

このような場合、連休中に働きづめだった従業員には個別に、別の期間に大型の代休を与えるべきでしょう。

さて医療機関の場合です。

病棟はもともと年中無休ですが、外来は通常、暦通りに診療しています。ではまさか、10連休するのか?

おそらくそれぞれの病院経営者の判断で、連休中に何日かは外来を開けるだろうと推測します。

医者というのは基本的に、患者を見捨てられない性分なのです。

それにしても政府って、10連休で世の中が大混乱するかもしれないって、想像できなかったのでしょうか。

ちなみに当院は、10連休のうち3日間だけ、休診させていただく予定です。あとの7日はみっちり診療します。

そのかわり4月前半に3日ほど、臨時休診日をいただきます。火曜・金曜とつなげて5連休にする予定です。

私自身にとっても、めったにない長期連休になります。あ、いや、この年末年始の6連休は別として。

ノーショー

ホテルの宿泊予約者が、何の連絡もなく無断キャンセルすることを「ノーショー」と呼びますね。

姿を見せないという意味で「No-Show」です。客としては、最もしてはならない行為のひとつでしょう。

ただこの言葉、医学用語の「脳症」と同じ音なので、どうもあまり良い印象がありません。

レストラン等でも、ドタキャンしたり、ましてノーショーの場合には、店にとっては大迷惑です。

他国の方の日本でのノーショーが問題視されていますが、この件はあまり触れないでおきます。

一般に、ノーショーに対しては、キャンセル料100%を請求するのが通例です。

ホテルやレストランや航空便などでは、ノーショーの客のおかげで機会損失が出るからです。

さて医療機関の場合です。予防接種の予約者の中に、たまにノーショーがあります。

時間になっても来院されない方に、体調に問題でも起きたのかと電話すると、たいていはうっかり忘れです。

かかりつけの方には、そのようなことは少ないのですが、インフルエンザの予防接種ではよくあります。

ワクチンは別の人に使えるのでムダにはなりませんが、予約枠が空いてしまい時間がムダになります。

こう書いておきながら、私も学生時代に歯科受診の予約をすっぽかしたことを思い出しました。

それ以来敷居が高くなってしまい、もうその歯科は受診できなくなってしまいました。不幸なことです。

開業して間もない頃、製薬会社の方との面会をすっかり忘れてて、迷惑をおかけしたことがありました。

おおいに反省し、以後、スケジュールだけは厳重に管理するように気を付けています。

約束事はただちに、iPhoneのカレンダーに書き込みます。絶対に、自分の記憶に頼らないことです。

あとでメモしようと思っても、30秒もあれば、容易に忘れてしまいます。もうホント、油断なりません。