平成最後の「年末ジャンボ宝くじ」が、本日発売されました。1枚300円。1等7億円。
1ユニット2000万本で24ユニット発売予定なので、1等の本数は24本。当せん確率は「2000万分の1」です。
これがどれほど小さい確率かは、理屈ではわかっていたとしても、7億円という金額で冷静さを失うのか。
日本中が大騒ぎしていますが、私は買いません。以前は買ったことがありますが、この10年買ってません。
だって、どう考えても、損するからです。単純に確率的に。
当せん確率は50%です。期待値でいうなら、300円買えば150円当たる計算です。
何枚買っても、この当せん確率は変わりません。むしろ、たくさん買えば買うほど、期待値に近づきます。
大富豪が1440億円払って宝くじを全部買い占めたら、確実に720億円の当せん金を手にすることができます。
「宝くじは夢を買うものだ」という考え方があります。しかし1440億円払えば、夢は手にできません。
むしろ、宝くじはたくさん買えば買うほど、最終的に損をする金額も大きくなります。
なので「夢は買いたいけど損はしたくない」というのであれば、「1枚だけ買う」ということになるでしょう。
宝くじで見る夢とは、1等7億円が当たったらどうしようか、という仮定の話から膨らませる妄想です。
その多幸感は、宝くじを1枚買うよりも2枚買ったときの方が2倍になる、というわけではありません。
どうせ無限に膨らむ妄想ですから、買った枚数には無関係なのです。だから買うのは1枚でいいのです。
でも私は買わない。ただし、自分用には買いませんが、贈り物用に買うのは「あり」かもしれませんね。
なぜなら、贈られた相手は手出しゼロで、夢だけを受け取ることができますから。意外と良い贈り物かも。