インフル流行しない?

休日当番医の今日、朝6時半に出勤し、医院周囲を清掃し、チオビタを飲み、気合いを入れて臨みました。

ところが、来院者数は日頃の日曜日よりもずっと少なかったのです。まさか市長選挙の影響じゃないでしょ?

昨年は大流行したインフルエンザですが、今シーズンは妙に大人しいようです、いまのところ。

当番医の今日ですら、高熱の方は何人も来ましたが、インフルエンザの迅速検査で陽性の方はゼロでした。

なぜか溶連菌感染がとても多く、点滴を要するような胃腸炎の方も目立ちました。

今シーズン、インフルエンザが流行するかどうかを占うための、重要な情報(資料)が出回っています。

それはオーストラリアにおける、過去数年間のインフルエンザの流行情報(折れ線グラフ)です。

南半球の冬のインフルエンザ流行状況が、その半年後の北半球の冬の流行状況と相関するというわけです。

そしてその資料が示すのは、近年まれに見るほど、今年の南半球ではインフルエンザが流行しなかったこと。

てことは、北半球でも今シーズンは、インフルエンザは流行しないってわけ?

いや待てよ。昨年日本ではそこそこ流行したのに、その半年後の南半球で流行しなかったのはなぜ?

「南→北」の相関があるなら、「北→南」の相関はないのでしょうか。その説明を、誰かしてくれませんかね。

いずれにせよ油断大敵です。インフルエンザは例年12月から流行が始まり、ピークは1月以降ですから。