適度なストレス

人間は生きている限り、何らかのストレスを、しかも複数のストレスを受けていると感じているはずです。

それは自分自身の内面的な部分であったり、明らかに外的なモノ、人や物事であったりします。

家族や、知人友人、同僚、近隣住民、それ以外の多くの人物からも、ストレスを受けるでしょう。

地域や国、他国、地球、宇宙の何かからも、ストレスを感じている人がいるかもしれません。

最近ある人から、「毎日ブログを続けるって、ストレスじゃないですか?」と尋ねられたので、驚きました。

いや、もちろんそれは、ストレスかもしれませんが、そう感じていない自分に驚いたのです。

いや、そうじゃなくて、たぶんストレスを感じているのでしょうけど、悪い意味のストレスじゃないのです。

肩のマッサージを受けていると、少々痛くて苦痛なんだけど気持ちいい、「イタキモ」な気分になりますね。

あれと同じです。ギリギリの痛さといいましょうか、ギリギリのストレスなのです。

高血圧の治療をしている方には、朝晩の血圧を自宅で測って、専用の手帳に記録してもらっています。

それを折れ線グラフに描いて持ってきていただければ、月に1回の診療の際に、大いに役立ちます。

もちろん、グラフ化どころか、月に1回か2回しか血圧を測らない方もいますが、まあ無理は言いません。

一方で、朝晩の血圧推移を、きちんと折れ線グラフに描いて来る方も、もちろん大勢いらっしゃいます。

なかには、1日3回以上の血圧測定を自らに課し、極めて精細なグラフに仕上げる方もいます。

いずれにせよ、血圧記録・測定にストレスを感じるのでは、高血圧治療にとっては逆効果。

どうか記録はほどほどに。大まかな経過がわかればいいので。もちろん、マニアックなグラフも歓迎しますが。