マックとミスド

こんどこそ、消費税率が上がるのでしょうか。来年10月から、ついに10%になる方向のようです。

まあ、まだ確定じゃないですけどね。政治的駆け引きで、直前になってまた延期されるかもしれませんから。

今回は<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1009.html" target="_blank" title="軽減税率">軽減税率</a>が導入されるので、前にも書いた通り、けっこう面倒なことになりますよね。

「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1531.html" target="_blank" title="テイクアウトは軽減税率で、イートインは標準税率">テイクアウトは軽減税率で、イートインは標準税率</a>」って規定の線引きには、ツッコミどころ満載です。

たとえばファストフード店で節税したいなら、とにかくいったん店の外に出ることでしょう。

「軽減税率が適用される取引かどうかの判定は、飲食物を提供する時点で行う」と国税庁のサイトにあります。

つまり、店員の「お持ち帰りですか」に対して「はい」と答えた時点で、軽減税率確定ってことでしょう。

そのあと気が変わって店内で食べたとしても、それは持ち帰りのバーガーをたまたま店内で食べたに過ぎない。

たぶん店内には、「お持ち帰りのバーガーは、店内では食べないでください」みたいな掲示が出るでしょうね。

だから商品を買ったら、いったん外に出るのです。となると、駐車場の車の中で食べる人が出てきますね。

すると「お持ち帰りのバーガーは、駐車場では食べないでください」という掲示が張り出されますね、きっと。

あるいは、モスのバーガーを買ってきて、マックの店内に持ち込んで食べるヤカラが現れるかもしれません。

こうなると、税率はともかくとして、迷惑行為ですね。

でも、店側が故意に他店の商品を持ち込ませ、食べる場所を提供するサービスなら、登場するかもしれません。

たとえばファストフード店が隣接している場合、両店が結託して、互いの店内で食べさせるという手もある。

当院の隣にあるサンピアンだと、マクドナルドとミスタードーナツの店舗がちょうど、向かい合ってます。

この場合、マックのバーガーをミスドで食べれば、当然、持ち帰り扱いなので軽減税率が適用されますよね。

「イートインの方は当店で、テイクアウトの方はあっちの店で食べてください」

店員がそのように案内し、客はゾロゾロと向かいの店に移動する。面白い風景ですね。