北海道胆振東部地震では、大規模停電「ブラックアウト」が起きました。
主力発電所の停止によって北海道全体で電力供給量が急減し、需給バランスが大きく崩れたのが原因でした。
九州電力は昨日と今日、大規模停電を防ぐために、太陽光発電の「出力制御」を実施しました。
北海道の件とは逆に、電力供給が多すぎて需給バランスが崩れるのを防ぐための措置だといいます。
土日で電力のオフィス需要が減るのに、好天で太陽光発電量が増える見込みだったからとか。
需要を増やせというなら、スマホとノートPCをフル充電するぐらいの協力はできますが、焼け石に水ですか。
なんなら家人を説得して、家中の衣類にアイロンがけをしてもらいますけど、それでも間に合いませんか。
理屈は理解できますが、太陽光がせっかく発電してくれるというのに、なんとももったいない話です。
原発は稼働させておきながら太陽光発電の方を先に止めるということも、わかっちゃいるけど複雑な心境。
発電量が需要を大きく上回りそうなとき、大規模なバッテリーに蓄電するようなシステムはないのでしょうか。
科学技術が進歩したというのに、いまだにそのような蓄電システムが作れないとはどういうことなのか。
さいわい、世の中が電気自動車にシフトしていけば、至る所に大容量の蓄電池が増えることになります。
バッテリーの単価もどんどん下がるでしょうから、加速度的に世界中の蓄電量が増えていくことでしょう。
太陽光発電の固定価格買取期間が、やがて終了します。いわゆる「2019年問題」です。
その後は九州電力に買いたたかれることになります。わが家の場合は2年後です。
この機会に、自宅に太陽光蓄電池システムを導入するのも手かもしれませんね。社会のためにもなるだろうし。