本日、つるはらクリニックは、開院11周年を迎えました。
これもひとえに、皆様方の温かいご支援のおかげです。厚く御礼申し上げます(と、まずは恒例の挨拶から)。
昨年の10周年に比べると、今日は地味な記念日でしたが、やはり節目の感慨はあります。
診療上の悩みや、喜びや、苦労や、笑いや、創意工夫や、トラブルや、さまざまなことが思い出されます。
震災からはすっかり立ち直り、以前と同様の忙しさに戻ったかと思いきや、最近は少し落ち着いてきました。
夕方の診療終了時刻をある程度きちんと守るようにして以来、当然ですが受診者総数は減っています。
国が「働き方改革」を推進している昨今、当院も常識的な労働時間(=診療時間)にしなければなりません。
この1年間はとくに、多くの学会に参加しました。たぶん、勤務医時代に近い頻度で、あちこちに行きました。
ただし、それもほとんどは休診日を利用した日帰り。なので実質的な学会参加時間は長くても半日です。
学術活動というよりは、刺激を受けに行ったようなものかもしれません。いろんな意味で刺激にはなりました。
今後もときに臨時休診を作ってでも、刺激を求めて外の空気を吸いに行きますので、どうかご了承ください。
土日祝日診療は今後も続けますが、開院当初の目的は、土日に急病になった患者さんを診療することでした。
ところが最近の土日には、生活習慣病の方が目立ちます。休日に受診できるのが便利だからです。
そのようなニーズが思いのほか多くて、急病患者の診療との時間配分には、今後工夫が必要になりますね。
救急病院を受診した患者さんが、日頃の病歴を説明するために、当院の「ミニカルテ」を差し出すそうです。
これが便利らしいです。病歴が全部書いてあるから、紹介状要らず。救急担当医も驚くとか。
そのミニカルテも12年目を迎えました。このシステムのユニークさは、自分でもくろんだ以上のものでした。
何か急に目新しいことを始めるわけではありませんが、また初心にかえって、誠実な診療に臨んでまいります。
今後もこれまで同様に、温かいご支援と叱咤激励をたまわりますよう、よろしくお願い申し上げます。