誕生日に飛行機に乗る「バースデーフライト」。今日の「熊本–羽田」便が、まさにそれでした。
念のため申し上げておきますが、今日は私の58回目の誕生日です。ありがとうございます。
日ごろ学会等の所用で上京するときは、火曜か金曜の休診日に往復しています。日帰りの強行軍です。
でも今日のように休前日(休診日の前日)が祝日の場合には、最終便で東京入りできることに気づいたのです。
土日祝日の診療終了時刻は、平日よりも2時間早い、午後5時に設定しているからです。
そんなわけで今日は、午後6時前に診療を終えると、ダッシュで熊本空港に向かいました。
いつもはわりと閑散としているのに、この時間帯は混み合ってますね。祝日なのに?祝日だから?
私が今日、誕生日であることに、空港の誰かが気づいてくれるかどうか。
搭乗者の個人情報が、どこまで伝わっているのか。それを検証するフライトでもありました。
とくに受託手荷物はないので、チェックインカウンターは経由せず、直接保安検査場に向かいました。
「ピンポーン。お誕生日おめでとうございます」なんてアラームが鳴るわけがありません。
いつものように粛々と、保安検査場を通過。係員からは何のコメントもなし。当たり前か。
ついで搭乗口です。ここは一人一人の個人情報が漏れている可能性がある部署。通過してみると、
「お客様、お誕生日おめでとうございます」なんてコメントもなく、これまた淡々とゲート通過。
さて、機内に入ると、CAさんたちが出迎えてくれました。
彼女たちは、乗客名簿を持っています。それにはもしかすると、生年月日が記載されているかもしれません。
いや、そんな情報はないかも。ならば、旅の恥はかき捨て。乗り込むときに自分から伝えてしまえ。
というわけで、そこにいたCAさんに、今日は誕生日なんですよね、と一方的に情報提供してみたのです。
で、どうなったかと言うと、羽田到着時に、手書きのメッセージカードと、プレゼントをくれたんですね。
何でも言ってみるもんです。