「1期初回」問題

医師系サイトでも話題になってますが、「ちょっと変だよ『初回接種』」は今に始まった問題ではありません。

お役所仕事を象徴する、国民の常識とは少しズレた、オカシな言葉遣いの問題です。

子どもの定期予防接種には、ワクチンごとに定められた接種スケジュールがあります。

それらは「1期」と「2期」の接種時期が設定される場合があります。

さらに「1期」は「1期初回」と「1期追加」に分かれます。

問題は、「1期初回」接種が、さらに2回か3回の接種で構成されているということです。

4種混合ワクチンであれば、「1期初回1回目」「1期初回2回目」「1期初回3回目」の3回です。

その1年後に「1期追加」があり、厳密には少し違いますが、2種混合ワクチンが「2期」の位置付けです。

ヒブと肺炎球菌ワクチンも同様に「1期初回」が3回あり、「1期追加」まで合計4回の接種があります。

日本脳炎ワクチンだと「1期初回」が2回目までで、1年後に「1期追加」、さらにその5年後に「2期」です。

でも「1期初回2回目」なんて変な言葉です。「初回」が2回も3回もあるって、日本語としてどうなんですか。

ある先生は、「初回」のかわりに「基礎」としてはどうかと提案してます。あ、それいいね。

「1期基礎1回目」「1期基礎2回目」「1期基礎3回目」「1期追加」「2期」という流れですか。

まあ、だいぶわかりやすいですが、いっそのこと「1期」を外してしまっても、いいんじゃないですかね。

「基礎1回目」「基礎2回目」「基礎3回目」「追加」「2期」ですよ。う〜ん、こうなると「2期」が唐突か。

「基礎1回目」「基礎2回目」「基礎3回目」「追加1回目」「追加2回目」でどうですか。うん、スッキリ。