「ブン蚊都市」と言えば、佐賀市の別称でした。なにしろクリークなどの水路が多くて、蚊の天国なのです。
そこで佐賀市は、「トンボ王国・さが」事業を、平成元年に始めました。
水辺の浄化運動のシンボルとして、蚊を捕食するトンボを育てて増やそうというわけです。
トンボが蚊を食べるだけでなく、トンボの幼虫「ヤゴ」は蚊の幼虫「ボウフラ」を食べてくれます。
私は平成4年からの3年間、佐賀市に居住していましたが、蚊で悩んだ記憶がありません。
すでにその頃には蚊が減っていたか、単に私が覚えていないだけか、どちらかです。
いま通勤時に自転車で走る農道では、ちょうどこの時期ぐらいから、赤トンボがたくさん飛んでいます。
私の顔に衝突してくる「ユスリカ」も、トンボが多少は食べてくれているのかもしれません。
今日のネット記事に、「アメリカザリガニ」がヤゴを食べてしまう問題が、紹介してありました。
ザリガニのいる川では、ヤゴが減ってボウフラが多いとのこと。これはいけませんね。
こんなことなら子どもの頃に、ザリガニをもっとたくさん捕まえときゃよかった。
それどころか私は、幼少期にヤゴも捕まえてました。トンボが益虫だとは知らなかったのです。申し訳ない。
トンボに糸をつけて飛ばすのは、子どもの定番の遊びですが、今思うとちょっと、かわいそうです。
でもアレを何匹か窓際で飛ばせば、蚊の侵入を防止できるかもしれませんね。やりませんけど。