大腸3D-CT検査

「がんドック」を受けてきました。「カンドック」じゃありません。それは「チャングム」の養父。

とくにがん検診に的をしぼった、画像診断を主体とする<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1704.html" target="_blank" title="人間ドック">人間ドック</a>です。

今回も病院に早く着きすぎましたが、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2359.html" target="_blank" title="前回">前回</a>と同じ轍は踏みません。読み物を持って行きましたから。

その『日本史真髄』(井沢元彦著)がすごく面白くて、待ち時間が短く感じるほどでした。

井沢氏の『逆説の日本史』数冊分を凝縮したような内容ですが、最新ネタも加えてあって面白い。

『逆説』を以前読んだとき、面白いけど少々回りくどいと感じましたが、『真髄』は簡潔ですね。

それを熟読する合間に、検査を受けたような、そんな1日でした。

大腸のCT検査は、内視鏡検査よりもずいぶん楽でした。なにしろ、飲まされる下剤の量が少ないのです。

もちろん、多少の下剤や、それに加えてバリウムをあらかじめ飲みますが、それはたいしたことありません。

撮影時に、お尻から炭酸ガスを注入されますが、まったく苦痛ではありません。

64列マルチスライスCTなので、撮影時間も秒単位。それを体位を変えて撮る。以上。

検診センターでは、各検査部署の窓口でいちいち、名前と生年月日を言わされます。本人確認のためです。

自分の名前と年齢が、周囲の待合室の人たちに丸聞こえなのは、人によってはイヤかもしれませんね。

下剤を飲む専用の部屋では、十数人の男女が、下剤を飲んだりトイレに行ったりを繰り返しています。

そこへ職員が巡回して、便の色や状態はどうだったかと訊いて回ります。それを答えるのも女性には酷ですね。

そうそう、名前の書かれたリストバンドを待合室で装着するのですが、スタッフが次のように尋ねました。

「お尻を拭くときはどちらの手を使われますか?」

邪魔にならないように反対側の腕に着けるのが目的なのでしょうけど、尻の拭き方まで周囲に丸わかりです。

「1回目は念入りに右手ですが、2回目からはサクッと左手で、最後の仕上げはやっぱり右ですかね」

なんて言ってやろうかと思ったけど、実際には、常識人として振る舞いました。