「Appleの株を買いませんか」 そんな広告を、以前はMac雑誌でよく見かけました。2000年頃の話です。
1株分の株券(=紙の株券)を購入して、それを額縁に入れて飾るのが主な目的(のはず)です。
これが結構な大きさで、しかもオシャレだったのです。あ〜あ、あのとき、買っときゃよかった。
いまネットで見たら、そのレアな当時の株券を、今も所有している人たちが自慢しています。悔しいです。
その頃までは1ドル前後をウロウロしていた株価ですが、いま上場来高値を更新中で、昨日は201ドルでした。
時価総額が、米株式史上初の1兆ドルに到達するのは間近と推測されています。
(と書いたと思ったら、8/2の株式市場で1兆ドルを突破しましたね:8/3追記)
株価上昇の要因は好決算ですが、意外なことに、iPhoneがその主因といいますから、驚きます。
販売価格が高すぎるとメディアから非難されていた「iPhone X」ですが、大きな利益を生み出したようです。
つまり、販売台数の落ち込みよりも、販売価格(平均単価)の上昇の方が、大きく寄与したわけです。
一口でいうなら、高くても買った消費者がそこそこいる、ということなのでしょう。
機能や性能が同じでも、デザインやブランド力を重視して、割高でもApple製品を買うことはあり得ます。
Apple信者に至っては、価格=お布施の額ですから、自ら進んで高価格帯の製品を選んだりもします。
そのようにして私は、80年代末からおよそ30年にわたって、浮気もせずにApple製品を買い続けてきました。
Appleがここまで成長してくれたことは嬉しい限りですが、その停滞期を微力ながら支えた自負もあります。
その証に、過去に私が所有したMac(SE/30含む)をすべて、手放さずに保管しとけばよかったと思います。
もちろん、株券も買っときゃよかった。