関東上陸かと思っていた台風12号は、西向きに進路を変えて西日本を縦断し、ついに九州に上陸しました。
しかもあろうことか、九州西岸をゆっくり停滞気味に南下するらしく、九州への影響が続きそうです。
まさかその後で、通常の台風のように北東に進路をとって、また西日本を縦断したりはしないでしょうね。
各地にさまざまな被害をもたらしていますが、最近の私の関心事は「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2484.html" target="_blank" title="空の便">空の便</a>」への影響です。
NHKによると、現時点で航空各社合わせて179便で「欠航または欠航が決まっています」だそうです。
「欠航または欠航が決まっています」ってよく聞きますが、この言い方、昔から違和感があるんですよね。
「欠航、または欠航が決まっています」と読点が入っても、耳で聞いたら同じことです。
「A、またはBが決まっています」と聞けば、AかBのどちらかに決まってるんだろうな、と思うのが自然。
「A、またはAが決まっています」と聞いたら、ナニそれ、どっちもAじゃん、となるのは当然でしょう。
「すでに欠航したか、今後の欠航が決まっています」と言うのが正しい表現のはず。でもニュースでは、
「欠航、または欠航が決まっています」と略しており、まったく不親切で不適切。今日も何度も聞きました。
わかりにくさの原因は、最初の「欠航」が体言止めだからだでしょう。
話し言葉の体言止めは、CMなんかではよく耳にしますが、ニュース原稿では極力避けるべきですね。