沖縄県から今週、麻しん終息宣言が出されました。<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2407.html" target="_blank" title="沖縄の患者">沖縄の患者</a>は全部で99人。この程度で済んで良かった。
最後の患者が発生した5月11日以降4週間、新たな発生がなかったようです。
ただし、名古屋や<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2416.html" target="_blank" title="福岡">福岡</a>ではまだ発生しているので、全国的には終息していません。
それ以外の地域でも、今後新たに感染・流行が起きるかもしれません。油断はできません。
日本における現在の麻疹は、海外で感染した外国人または日本人が国内に持ち込んで、感染が広がります。
なので沖縄だって、今後また持ち込まれたら、麻しんが流行するかというと、必ずしもそうではありません。
今回の流行を機に、沖縄県内のワクチン接種が積極的に推奨・助成されたからです。
地域のワクチン接種率が95%になると、流行が阻止できるといわれます。これを「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1962.html" target="_blank" title="集団免疫">集団免疫</a>」といいます。
個人的な理由(病気や信念)によってワクチンを接種しない人がいても、その割合が5%以下なら大丈夫。
ワクチンを接種しなかった人も、感染症から守られるのです。
ところで、沖縄県の保険医療部長による「患者発生状況の概要」に、以下のような記載がありました。
「初発患者は外国人観光客であり、はしかに罹患した状態で3月17日に来沖し、その後(以下略)」
「来沖」って言うんだ、というのが最初の感想。
熊本に来るという意味の「来熊」は、2000年に熊本に引っ越してくるまで、聞いたことがありませんでした。
驚いたのはその読み。「らいゆう」です。「熊」を音読みで「ゆう」と読むことを初めて知りました。
さて「来沖」です。当然、音読みで「らいちゅう」だろうと思ったら、一般的には「らいおき」らしいですね。
「来○」で重箱読みするケースには、長崎の「来崎(らいさき)」もあるようです。「来長」の方がいいのに。
熊本の「来熊(らいゆう)」は「来遊」にも通じるので、観光県としての熊本には、ピッタリかもしれません。