北朝鮮の「CVID」はどうなるのか。
完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(Complete Verifiable Irreversible Denuclearization)のことですね。
史上初の米朝首脳会談の中継を、今日はテレビにかじりついてずっと見てました(休診日だったので)。
周到な準備の末の会談でしたが、トランプ大統領のことですから、ちゃぶ台をひっくり返すかもしれません。
トランプ大統領は「最初の1分で北朝鮮が本気かどうか分かる」と言ってたので、ひっくり返すなら1分後?
さいわい、歴史的な会談はひとまず成功だったようですね。CVIDの達成はともかく。
最初の握手がとても印象的でした。ぱっと見この二人、豪快なおっちゃんと小太りのぼくちゃん、て感じです。
これからどうなるのかが大事ですが、こういう風に直接会って親しく対話することは、決して悪い事じゃない。
空爆するとかミサイルを撃ち込むとか、そういう発想が今後起きにくくなることは確かでしょう。
少し前まで、北朝鮮の金正恩氏の最終的な命運は、
(1)米軍に空爆されるか、CIAに暗殺される
(2)北朝鮮国内でクーデターが起き、殺害される
(3)それらの危険を察知して、中国に亡命する
のいずれかだろうと私は思っていましたが、どうやら、
(4)米国による体制保証のもとで、生き延びる?
両首脳が合意文書に署名して、共同声明を出すというサプライズ。ここまで準備されていましたか。
中身の無いパフォーマンスだと揶揄する向きもありますが、歴代の大統領が誰もなし得なかったことは確か。
得意満面のトランプ大統領が、包括的な文書だと言いながら、サインした文書をこちらに見せてくれました。
とりあえず、 “Comprehensive Visible Impressive Document” か。