日大アメフト部の、危険なタックルを行った選手の昨日の記者会見は、聞いていて納得できるものでした。
彼の潔い態度に私は少しばかり感動し、一方でその対極にある監督・コーチの汚さに愕然としました。
その昨日の会見を受けて今夜、日大の監督とコーチが、緊急会見を開きました。
これはもしや、ついに監督の口から真実が語られるのか?、と期待したのはしかし、間違いでしたね。
「私からの指示ではございません。ですが(略)スタートからゴールまで私の責任だと思っています」
この相変わらずのずるい表現には、うんざりします。
「QBを潰してこい」という指示を、選手は「QBにケガをさせろ」という意味に受け取りました。
しかし監督やコーチは、そのような意図はなかった、選手が誤解したのだと釈明しています。
比喩的な表現を真に受けて、まさかルールを破るとは思わなかったと、監督はトボケます。
もちろん、真実は当事者にしかわかりません。私が監督を誤解しているのかもしれません。
しかし常識的に推測できる真実は、監督らが選手の誤解を誘導するような指示をしたということでしょう。
誤解や「忖度」を誘導して間接的に非道な指示を出す手法は、政治家の専売特許ではないようです。
誠実に証言をする者がいる一方で、見え見えのシラを切り通そうという者がいます。
最近の報道番組を見ていると、悪い大人の見本のオンパレードですね。