歴史的首脳会談

しでかした悪行を無かったことにはできませんが、やはり大事なのは今後でしょう。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1280.html" target="_blank" title="3年前">3年前</a>に、次のように書いたことがあります。

「ガキ大将が、校庭のサルビアに人知れず水をやっていたりすると、彼の評判は、にわかに好転します。

 逆に、清廉潔白で売り出していた若手政治家は、ちょっとした軽犯罪事件によって、評判が地に落ちます」

ホットなニュースで例えるなら、前者は北の委員長であり、後者はTOKIOの山口メンバーでしょうか。

もちろん比喩です。委員長の過去の悪行はひどすぎるし、山口メンバーのしたことは軽犯罪ではありません。

しかしそれでも、今日の南北首脳会談は、和やかというか、なんか楽しそうでしたね。

なにしろ通訳が不要なので、いくら込み入った話でも、冗談でも何でも、ツッこんで話し込めるのがいい。

じつは昨日までの私は、次のような可能性を考えていました。

(1)形ばかりの首脳会談が行われるが、和やかさゼロ、むしろ険悪な雰囲気で終わる

(2)委員長が軍事境界線を越えた瞬間、謎の男(実はCIA工作員)に狙撃され、北の独裁政権が終焉する

(3)板門店が謎のミサイル(じつは米軍)攻撃に遭い、両首脳が爆死する

ハリウッド映画じゃないんだから(2)や(3)はともかくとして、実際には(1)ですらありませんでした。

そして会談の中継を見ているうちに、うかつにも、委員長が「いい人」に見えてしまいました。

南北が友好関係になるのは良いことですが、共通の敵(?)である日本には、厳しい時代になるかもですね。

(追記)

と書いたら、「共通の敵とは何事か」とお叱りを受けたので、最後の文を次のように修正します。

南北が友好関係になるのは良いことですが、日本が手放しで喜んで良いことかどうかは、まだわかりません。