時計の電池交換

大学の後輩の、国際学会の理事就任とご子息の医学部合格を祝い、今晩食事会をしました。

彼のご家族全員の努力・苦労は、並大抵ではなかったことでしょう。

10年半前、私が開業するのに際して、彼は開院祝いに、電波時計の掛け時計をプレゼントしてくれました。

毎正時にオルゴールが鳴り、鐘などの装飾がぐるぐる回ります。診察室の壁に掛けています。

震災を乗り越えたその時計はしかし、2,3カ月前から秒針の動きが遅れ始め、オルゴールがかすれてきました。

そのまま様子を見ていたら数日前、分針・時針も遅れてきて、もはや時計としては役に立たなくなりました。

10年以上を経過し、時計も寿命かと思いましたが、電池を入れ替えたら、すっかり元に戻りました。

ただの電池切れでしたか。けっこう心配したのですが、いまではオルゴールの音もうるさいぐらい元気です。

子どもが小さい頃、正月の行事のひとつは、子どもと一緒に家中の時計の電池を入れ替えることでした。

時計が電池で動くことを教える教育的な側面と、時計を探してあちこちを回る探検的な楽しみがありました。

しかし今では、時計が何個あるのかわからないほど増え、それぞれの電池の残量がどうなのかもわかりません。

今回も、時計が止まったので電池を交換したのですが、できれば、止まる前に警告灯などがついてほしかった。

「単2」の電池という、もっとも在庫が手薄な規格だったのも、今回の電池切れで対処が遅れた要因です。

そういえば昔から、時計にはアルカリ乾電池ではなくマンガン乾電池を使うようにと言われていましたよね。

今でもそうなんでしょうか。ていうか、いまどきマンガン電池って、売ってるんでしょうか。