東京国際フォーラムで開催されている日本外科学会学術集会に、日帰りで参加してきました。
今日は熊大名誉教授の満屋裕明先生の特別講演があったようですが、残念ながら聴きのがしました。
昨日は櫻井よしこ氏が、「教育が拓く未来」という講演をしたそうです。外科との関連性は不明です。
「外科学の新知見を求めて」というのが今回の学術集会のテーマです。
國土典宏会長は、この「新知見」に「ノイエス」という読み仮名をふっています。
思えば大学で研究をしていた頃、教授や指導医にいつも、「ノイエスはあるのか?」と言われていました。
研究というのは結局、ノイエス探しなわけで、学会もたいてい「新」や「未来」や「創造」がテーマです。
2年前の外科学会は、4月14日〜16日に開催されましたが、その真っ最中に、熊本地震が起きたんですね。
地震のために学会発表ができなかった会員は、のちに紙上発表という特別措置が講じられました。
学会の学術集会は一般に、多数の会員が一堂に会して、講演したり議論を戦わせたりするものです。
しかし今回の外科学会とか、先々週の循環器学会のような巨大な学会では、参加者と発表演題数が多すぎます。
今日の場合だと、大小37カ所のホールや会議室や展示会場で同時に、研究発表と質疑応答が行われました。
からだは一つしかないので、参加するフォーラムやセッションを、1カ所だけに絞り込まなければなりません。
とくに私の場合は学会場滞在時間も短かく、ごく一部のセッションをチラ見しただけでした。
顔見知りの先生にも何人か出会いましたが、互いに時間もないので、会釈してすれ違う程度で終わりました。
学会のもうひとつの楽しみ、旧知の方々との語らいと懇親会は、日帰り参加ではなかなか堪能できませんね。