本日は、久しぶりに「休日当番医」でした。
この気候の良い時期の、大型連休真っただ中というのに、高熱の方がおおぜい押し寄せてきました。
すでに終息したと思っていたインフルエンザも、なぜかこの数日は来院者が出ています。
当院近隣の某高校や中学や幼稚園・保育園では、今現在インフルエンザが流行しているとのこと。驚きます。
そのほかに今多いのは、溶連菌感染とアデノウイルス感染です。今日も多かった。
休日当番医というのは、急病患者が受診するところだと私は思っているのですが、必ずしもそうじゃない。
血圧の薬が切れた人などが、休日当番医=休日に薬を処方してくれる当番医者、という認識で来院されます。
他院を定期的に受診している方が、薬の処方だけの目的で当院に来られることがあります。
まして、そのかかりつけ医の定期処方薬を今日から変えて欲しいという方もいて、困惑してしまいます。
休日当番医の診療時間は、朝9時から夕方5時まで、ということになっていますが、そう簡単にはいきません。
私は日頃から、困っている患者さんをむげに断ることができない性格なのです。
とくに当番医のときには、自分が診療を拒めば患者さんはとても困ったことになる、と考えてしまいます。
なので今日も、予約が途切れるまで診療を受け付けたところ、診療が終わったのは21時でした。
さいわいなことに、当院のスタッフはだれひとり不平不満を言わず、夜遅くまで仕事をしてくれました。
隣の門前薬局も、完璧な仕事を最後までしてくれました。
しかし、患者のためという名目で職員たちに長時間労働や残業を強いるのは、例外的であるべきです。
休日当番医の日以外では、ある程度杓子定規に、診療を打ち切ることも必要だと、いつも思っています。
思っていますが、どうしても超過気味に診療しているのが現状。スタッフにはいつも、心から感謝しています。