IKEA閉店へ

「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1414.html" target="_blank" title="IKEA Touchpoint 熊本">IKEA Touchpoint 熊本</a>」が、7月末に閉店することになりました。たぶん、出店は失敗だったのです。

当院から徒歩圏内のご近所の店なのに、そういえばまだ一度も行ったことがありません。

だって、店内に現物の無いカタログ店、おまけに配送も(タダでは)してくれないなんて、意味分からんし。

「文句言う前に、いっぺんIKEAに行けや」と言われそうなので、本日仕事帰りに寄ってみました。

はたして、想像以上に寂しい店でした。狭い店舗なのに空間が広い。つまりモノが無くて、客入りが少ない。

スウェーデン発祥の「IKEA」らしく、個性的な北欧雑貨でも取り揃えていればいいのに、それもイマイチ。

店内をグルグル回って、シロクマのぬいぐるみでも買って帰ろうかとよく見たら、 “made in Indonesia” 。

北欧雑貨って、都会には専門店もけっこうあるんですよね、独特の雰囲気で、楽しげなキャラクターもある。

もしもIKEAの跡を何かの店舗にするのなら、この際、北欧雑貨専門店にしてはどうかと、私は提案したい。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2142.html" target="_blank" title="ムーミン">ムーミン</a>関連グッズとか、トムテとか、イッタラの食器とか、そんなモノを九州一の品揃えでどうですか。

なんなら店舗の半分を「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2295.html" target="_blank" title="ムーミン谷">ムーミン谷</a>」にしてもいい。壁際には「おさびし山」を作りましょう。

熊本でそのうような店が流行るのかって?「文句言う前に、いっぺんイッタラどうや」。

二段階認証

さまざまなネットアカウントのセキュリティ対策として、「二段階認証」が使われています。

最初は面倒に感じていましたが、いまでは当たり前の、むしろ心強い仕組みだと思います。

パソコンでの操作に際して、二段階認証のためのパスコードがスマホに送られてきたりしますね。

この場合、スマホ(私の場合はiPhone)が、私の身元保証をしてくれるわけです。

したがって、二段階認証を設定したからには、iPhoneをつねに携帯しなければならないということです。

今朝、出勤して、iPhoneを持ってくるのを忘れたことに気づきました。

どこかで落とした可能性は、ほぼないでしょう。まさか盗まれたとも思えない。たぶん、自宅にあるはず。

こういうとき、iCloudの「iPhoneをさがす」が便利ですよね。自宅にあることがわかれば、安心できます。

職場のMacでさっそくiCloudにサインイン。Apple IDとパスワードを入力。

すると、二段階認証の確認コードを入力せよと出た。でもそのコードって、iPhoneに送信されるんですよね。

iPhoneを探すためのコードが、iPhoneに出るとはこれいかに。

幸い、このようなケースに備えて、iPhoneを探すことについては、コード入力は必須ではありませんでした。

いま、スマホはすでに、通信や決済の機能を超えて、個人認証デバイスになりつつあります。

各種会員証も、スマホで提示できるものが増えました。JAFのデジタル会員証もそう。

これまで、財布を膨らませていた様々なカード類が、今後はどんどん不要になるだろうと期待しています。

運転免許証と健康保険証と印鑑登録証がデジタル化されたら嬉しいですけどね。技術的には可能でしょ?

昼間走行灯

運送会社のトラックや二輪車でもないのに、昼間っからライトを点灯させて走っている車を、最近見かけます。

たいていは、けっこう明るくてデザイン性のあるLEDライトをつけています。オシャレ?

と思ってたら、「デイタイム・ランニング・ライト(ランプ)(DRL)」だとか。格好付けじゃなかった。

昼間の走行時にライトをつけることで、対向車等からの視認性を高めるのが目的の、交通安全対策なんですね。

すでに欧州では2011年から、新型車への取り付けが義務化されているようです。知りませんでした。

日本でもようやく2016年10月から国の基準が改正され、欧州並みの明るさのDRL装着が認可されています。

一部の新型車を中心に、DRLの車が巷を走っているのですが、まだ少数派なので目立ちます。

となると、私も後れを取るわけにはいきませんね。なにしろ新しモノ好きなので。

さっそくディーラーで調整してもらい、今日からDRLがつくようになりました。

もともと私の車にはDRLが搭載されていたのですが、法令に違反するので、回路が切ってあったのです。

それが晴れて、今日から堂々と点灯できるようになりました。ただし、走行中に消灯はできません。

DRLは安全のために点灯するものなので、ドライバーが勝手に消すことは法令違反。消せない仕組みです。

今後私は、昼でも夜でも年がら年中、ライトを点灯して走りますので、ご了承ください。

消し忘れではありません。パッシングして教えてくれなくても結構です。

勘違いでクレーム

個人差はあるにせよ誰もが、イヤなクレーマーになる可能性がある、という話。

クリニックでいうなら、不満の原因の第一は、待ち時間の長さでしょうね。格好のクレーム対象です。

予約システムを駆使しても、鉄道のように定刻通りに診察を進めることはできません。

喘息発作や痙攣の急患が割り込んだり、点滴や検査で手こずったり、診察時の会話が長引いたりするのです。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1526.html" target="_blank" title="前にも">前にも</a>書いたのは、休診日を返上して行っていた年末大掃除の最中に、診療を求めて来院した男性のケース。

「今日は休診日です」「いや予約した」「予約できないはずですが」「さっき電話で予約したから間違いない」

別のクリニックを予約したのに、間違えて当院に来てしまったということが、やがて判明します。

見事にバツの悪そうなその男性に、

「ほら、あなたの勘違いでしょ。あれだけ怒鳴り散らしておきながら、なんですかっ!」とは言いません。

「このような日に休診日で申し訳ありません」と、こちらが下手に出るのが上策。お互いが和みます。

その反対に、私がクレームを付けた恥ずかしいケースも紹介します。先日那覇市で買った土産のお菓子の件。

自宅で袋を開けたら、箱の裏側に何かが染み出たようなシミの跡が付いていたのです。これは不良品かっ!

すぐに販売店に電話。責任者は平身低頭。すぐに新品をお送りしますので、住所を教えてくださいと。

ちょうど今日、新品のお菓子と、お詫びの手紙と、さらにもうひとつ、別の豪華なお菓子も届きました。

で、その新品のお菓子の箱の裏を見ると、そこにもまたシミが付いている、いや、よく見るとイラストかっ!

私がクレームを付けた箱のシミは、単なるイラストだったのです。これは、なんたる失態!

さて、私はいったい、どう落とし前を付けるべきなのでしょう。(後日談を、いつか書きます)

インフル新薬かなり高額

1回内服するだけの、しかも新しい作用機序の抗インフルエンザ薬「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2344.html" target="_blank" title="ゾフルーザ">ゾフルーザ</a>」の薬価が決まりました。

10mg錠は1507.5円、20mg錠は2394.5円。「薬価」というのは、診療報酬上の薬の価格のことです。

この薬の用量は、体重によって決められています。

(1)10kg以上20kg未満:10mg錠1錠(1507.5円)

(2)20kg以上40kg未満:20mg錠1錠(2394.5円)

(3)40kg以上80kg未満:20mg錠2錠(4789円)

(4)80kg以上:20mg錠4錠(9578円)

60kgから80kg未満の方には、20mg錠3錠が適切だと思うのですが、そのような用量設定はありません。

その設定で治験を行っていないためです。60〜80kgの成人って、結構多いと思うんですけどね。私もそう。

従来の抗インフルエンザ薬の薬価がどうかというと、成人の場合、体重に関係なく、

「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2334.html" target="_blank" title="タミフル">タミフル</a>」1日2回、5日分で2830円。

「リレンザ」1日2回、5日分で3058円。

「イナビル」1回のみで4280円。

ゾフルーザはかなり高額なので(とくに80kg以上の方)、患者さんと相談して処方する必要がありそうです。

先日、今後の抗インフルエンザ薬は、ゾフルーザの一人勝ちになると書きましたが、違うかもしれませんね。

Appleのライバル?

Appleの「iCloud」のデータ保存先が、AmazonとGoogleのクラウドサービスだったと判明しました。

表の事業ではライバルだけれど、裏では協力せざるを得ないということなのでしょうか。

考えてみるとAppleのライバルは、時代と共にずいぶん移り変わり、しかも複雑です。

私が初めてMacを買った30年前ごろ、Appleは「打倒IBM」が旗印でした。IBMは「宿敵」でした。

Macの謳い文句「最高を最初から」をもじって、IBMに対して「最低を最後まで」と揶揄したりしてました。

しかし今では両社は、「パートナーシップ」を締結する関係です。

Mac用ソフトとしてExcelを開発したMicrosoftとAppleとの関係は、当初は悪くなかったはずです。

ところがその後Windowsが発売されてシェアを広げていくと、最大のライバルはMicrosoftになりました。

ジョブズは、「他人のアイデア(=GUI)を盗む恥知らずだ」とビル・ゲイツをののしり、敵対視しました。

マウスでアイコンをクリックする斬新で直感的な操作法(GUI)を、ゲイツが盗んだというわけです。

もっともゲイツは、ジョブズだってゼロックスから盗んだんじゃないの?的な返答をしていますけどね。

ゼロックスのアイデアを、ジョブズが完成させ、ゲイツが世界中に普及させた、ということなのでしょう。

Microsoftの勢いが落ち込んでくると、ジョブズの攻撃対象はGoogleになりました。

AndroidがiOSにそっくりなことに激怒した、ジョブズの激しい発言は有名です。

「アンドロイドなんて壊してやりたい、こんなものは盗作だ。こいつに熱核攻撃を食らわせてやりたい」

ところが今回、GoogleやAmazonとの協力関係も判明。完全なライバルなんてのは、存在しないのかも。

ゾフルーザ発売間近

「1回だけ飲んで効く薬があるんでしょう?」

インフルエンザの患者さんから、そのように尋ねられました。新薬「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2319.html" target="_blank" title="ゾフルーザ">ゾフルーザ</a>」のことですね。

塩野義製薬が開発し、先月製造販売承認を取得した薬ですが、残念ながらまだ、発売されていません。

抗インフルエンザウイルス薬は、現時点で4つ。ゾフルーザで5つ目となります。

「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2334.html" target="_blank" title="タミフル">タミフル</a>」1日2回、5日間内服する薬。<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2301.html" target="_blank" title="異常行動">異常行動</a>の濡れ衣によって、10代への処方が原則禁止です。

「リレンザ」1日2回、5日間吸入する薬。10代でも使えます。吸入法がやや面倒。効果は強い。

「イナビル」1回吸入するだけの薬。効果がやや弱いという意見もありますが、とにかく簡便なので私は好き。

「ラピアクタ」点滴薬。効果は早い。でも点滴が必要。脱水を伴うインフルエンザ患者には使いやすい。

「ゾフルーザ」まったく新しい作用機序。効果も強い(らしい)。1回飲むだけ。

こう書いてみると、ヘタしたら今後の抗インフルエンザ薬は、ゾフルーザの一人勝ちになりそうな気もします。

さて、ゾフルーザの添付文書を見ると、安全性に関してはいくつかの注意喚起がなされています。

(1)警告:本剤の必要性を慎重に検討すること

必要と思うから処方するんですよね。それをわざわざ警告する意味ある?、この手の警告、形骸化してません?

(2)禁忌:本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者には投与しないこと

この世に初めて登場した新薬なのに、「本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者」って、いるんですか?

今月中には発売されそうです。新しもの好きなので、速攻処方して、効果のほどを確認したいですね。

インフルとマスク

日頃の診察中や検査中には、患者さんの咳のしぶきをモロに顔面に浴びることが、しばしばあります。

なのでインフルエンザの流行期に入って以来、診療中にはマスクを装着しています。

マスクをたびたび着脱すると、その操作によって不潔になりやすいので、マスクは常時つけっぱなしです。

もちろん、そのような状況で、ウイルス感染をマスクだけで予防できるとは考えていません。

頻繁に手洗いをします。顔や頭髪はたびたび洗うわけにもいきませんが、メガネは時々洗います。

しかし考えてみると、もう私の免疫は十分できていて、マスク等で予防することなど不要かもしれません。

この数カ月で、千人以上の患者さんからのウイルス曝露(咳・くしゃみ攻撃)を受けてきたはずだからです。

インフルエンザウイルスは、口や鼻から侵入すると、気道の粘膜細胞に感染しようとします。

すると、気道粘膜上に分泌されている「分泌型IgA抗体」が、まず最初の防御因子として働き始めます。

一方で、ワクチンの接種によって誘導されるのは、「IgG抗体」という、血液中の防御因子です。

IgG抗体はウイルス感染の最初の防波堤にはなり得ません。最前線で働くのは、あくまで分泌型IgA抗体です。

何度もウイルスを浴びてきた私の場合、この分泌型IgA抗体が、極めて発達した状態にあると考えられます。

だからもう、私は十分な免疫を獲得しているので、そろそろマスクをやめてもいい時期かと思うわけです。

それに「iPhone X」を使う時、いちいちマスクを外さないと「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2267.html" target="_blank" title="顔認証">顔認証</a>」ができないのも、ストレスなのです。

インフルの次は胃腸炎?

第8週(2/19-25)の定点当たりインフルエンザ観測数は、全国22.64、熊本県19.00、熊本市15.60でした。

いずれも<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2336.html" target="_blank" title="前週">前週</a>より減っていますが、とくに流行の早かった熊本では、全国に先駆けて終息に向かっています。

そのかわり、いま目立って増えているのが感染性胃腸炎です。

今シーズンのインフルエンザは胃腸炎症状を伴うケースが多いので、よけいややこしくなります。

胃腸炎で困るのは、乳幼児の脱水症や年長児などの低血糖症状と、家族内で感染を広げやすいことです。

便のウイルス検査をすることもありますが、ウイルスが検出されたからと言って、治療法は変わりません。

この時期、食中毒はあまりないので、たいていは、ウイルス性と決めつけて対症療法あるのみです。

そうはいっても、とくに年長児や成人の場合には、発症の数日前に食べた食事内容をいちおう尋ねます。

ノロウイルスのように、潜伏期が1日、2日のものもあれば、O157のように1週間近いものもあるのです。

思い当たるものは無いという方でも、よくよく尋ねると、鳥刺しやBBQなどを思い出してくれたりします。

外食後に胃腸炎を発症した方が、同じ店で食べた友人も2,3人同じ症状だと言う場合は、保健所に連絡です。

これまでに3,4回、そのような連絡をした記憶があります。有名な某居酒屋チェーン店もありました。

国際線の旅客機では、機長と副操縦士が、機内食で別メニューを食べることはよく知られています。

万一の食中毒に備えて、2人がともに発病するリスクを考慮したものです。

でも、その万一が起きた時、ヘタしたら、乗客の約半分が胃腸炎を発症するわけですよね。こりゃ大変。

考えただけで修羅場です。トイレは足りるのか。

機内食の調理等には厳しい衛生管理をしているとは思いますが、くれぐれもしっかり、お願いします。

充放電回数

リチウムイオン電池の<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-777.html" target="_blank" title="充放電回数">充放電回数</a>には、上限があります。

私が自宅でメインに使っているMacBook Proは、1000回の充放電でバッテリーが消耗するとされています。

ここでいう充電回数は、完全放電状態からフル充電するまでを1回とカウントします。

たとえばバッテリー残量が30%を80%まで充電したら、0.5カウントということになります。

充放電回数はOSのアプリで見ることができ、MacBook Proを買ったばかりの頃はよくチェックしてました。

何度チェックしても、なかなか100回を超えませんでしたが、今日、久しぶりに見たら、831回でした。

購入から4年と少しでこれですから、バッテリーの寿命はせいぜいあと1年ということになります。

iPhoneの場合は、500回の充放電でバッテリーが劣化するそうです。だいたい2,3年てとこでしょうか。

バッテリーが劣化したまま使い続けると、システムがいきなりシャットダウンする場合もあるようです。

そこでAppleは、バッテリーが劣化してきたらiPhoneの動作が遅くなるように、iOSを細工していました。

よかれと思ってやったことかもしれませんが、勝手なコトするなと非難され、欧米で集団訴訟も起きています。

古いiPhoneで動作速度を保つには、バッテリー交換をしなければなりません。

Appleは、バッテリー交換金額を8,800円から3,200に値下げしました。今年の12月までの対応のようです。

バッテリーは、残量がなくなり過ぎず、なるべくフル充電にもしないように維持するのが、理想的だとか。

Appleは、残量20%から80%の間を行ったり来たりして使うことを勧めています。

そんな理屈に私はすぐ洗脳されるので、iPhoneのフル充電状態を忌み嫌う体質になってしまいました。

充電ケーブルの差しっぱなしが嫌い。そのかわり、よくバッテリー残量不足になりますけどね。本末転倒です。

若い頃、車が重いと燃費が悪くなるので、ガソリンは決して満タンにはせず、いつも少なめにしていました。

おかげで、たびたび<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1566.html" target="_blank" title="ガス欠">ガス欠</a>していたことを思い出します。