習近平氏は満場一致で国家主席に、プーチン氏は圧倒的な得票で大統領に、それぞれ再選されました。
習氏は終身国家主席となり、プーチン氏は大統領4期目に突入。日本の近隣は、独裁国家だらけになりました。
とくに中国の満場一致には恐ろしいモノを感じますが、一方でロシアにはどこか、不安要素がありそうですね。
ロシア大統領選挙のインチキ投票の映像には、呆れるというか、笑えます。まるでコントじゃないですか。
選挙管理委員会は、疑惑調査の結果によっては選挙結果を無効にすると言っています。
こうなると、選挙管理委員長が不審な死に方をしないことを祈るばかりです。
選挙不正といえば、最新の話題は、英国のデータ分析会社による外国の選挙への工作疑惑でしょうか。
同社のCEOが、おとり取材に対してうっかり語った選挙工作の手口は、じつに生々しい。
政敵に不正行為や破廉恥な行為をそそのかし、それを隠し撮りして映像を公開して陥れる。
映画やドラマでよく見る工作ですが、現実の世界でも行われているというわけです。
だからこそ、権力者を脅かすような人物に降って湧いたスキャンダルには、いつもうさん臭さを感じます。
例の文科省前事務次官の人格を問題にする報道も、官邸サイドからのリークのように、つい思えてしまいます。
私たちは逆に、「そのスキャンダルで誰が得をするのか」について、常に配慮すべきなのかもしれません。