時間配分の悪い講演

熊本県立劇場で今夜、2年に1度の「診療報酬改定」の説明会が行われたので、その報告です。

各種団体による説明会が先週にも行われましたが、今日は医師会と厚生局が共催する、最重要説明会でした。

なにしろ厚生局の「集団指導」という名目付きなので、医療機関の人間はみな、ビビり上がって参加します。

すみません。大げさでした。

震災からの復旧後に県立劇場のコンサートホールに入るのは、考えてみると私は今日が初めてでした。

2年前の3月25日にも、前回の診療報酬改定説明会が行われました。あれは地震の20日前だったのですね。

壁や天井やシャンデリアを見上げながら、あの地震では天井の一部が落下したという話を思い出しました。

前回、説明会の前に県立劇場向かいの焼肉店「彩炉」で食事をしました。今日もそこで食べました。

で、説明会ですよ。19時ちょうどに始まったのはいいけれど、その後のお偉いさん2人の挨拶が、ちと長い。

次に医師会の理事の方が、きっかり60分で診療報酬の改定概要を説明。これはまあ、いいでしょう。

問題はその次。厚生局の指導医療官という、本来いちばん恐れるべき方なのですが、言わせてもらいます。

時間配分がなってない(失礼)。こんなこと書くと、あとで「指導」されるかもしれませんが、書きます。

140ページの冊子をチマチマと(じゃなくて丁寧に)説明していく亀のようなペースには、呆れました。

最初の方だけで大半の時間を費やしてしまい、途中から駆け足、最後はバタバタでした。

自分に与えられた60分という時間と、説明すべき分量との配分を、ちゃんと計算してないんじゃないの?

おかげでほら、肝心の診療報酬改定の内容に触れないうちに、今日のブログも尻切れトンボになったでしょ。