森友文書改ざん問題。急展開しつつあるのでコメントするのは早計とは思いますが、いちおう書いておきます。
官邸と財務省に、自民党と国交省と検察と会計検査院までからんできて、いよいよ複雑な様相ですね。
ざっとまとめると、
安倍首相に対して財務省が忖度→問題発覚(最初の森友問題)→忖度の証拠隠滅→隠滅がバレた(今回の問題)
権力者から見て忖度は、結果が良ければグッジョブ。問題が起きたら、余計なことしやがって、となります。
忖度なんていうのは本来、形のないモノ。証拠など残らないはず。残さないからこそ忖度でしょう。
それなのに、忖度することをきちんと文書にしたのが間違い。どうしても役人は、文書で残しちゃうんですね。
だから「廃棄した」と局長が言ったとしても、実はどこかに原本があるのです。
本気で証拠隠滅をしようという場合ですら、きっと誰かがどこかに残すのです。それが役人のサガなのです。
「省益あって国益なし」と揶揄された官僚主導から政治主導への転換は、当初は歓迎されていました。
それが政治主導になってみたら、霞ヶ関は官邸のご機嫌伺いばかりしていると、忖度だというわけです。
でもまあ、いいじゃないですか。内閣人事局長にしても総理大臣にしても、元々は国民が選んだ人ですから。
どうせ、永久に続くわけじゃなし、次の選挙で答が出るのです。最近は、そう考えるようにしています。
ただし選挙の段になると、どういうわけか野党もガタガタになるんですけどね。