タミフル安くなります

抗インフルエンザ薬「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2313.html" target="_blank" title="タミフル">タミフル</a>」の後発品(<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1168.html" target="_blank" title="ジェネリック医薬品">ジェネリック医薬品</a>)が初めて、製造販売承認されました。

沢井製薬から6月に発売される、「オセルタミビルカプセル75mg「サワイ」」という、長い名前の薬です。

後発品は原則として、有効成分の名前である一般名(generic name)+「会社名」で名乗るきまりなのです。

現在の、医療費としてのタミフル(先発品)の価格、いわゆる「薬価」は、1カプセル283円です。

後発品が初めて収載され、しかも沢井製薬1社だけなので、薬価はたぶん先発品の5割になるのだと思います。

1日2カプセル(朝晩)を5日間内服するとして、医療費の差は約1,400円、3割負担なら400円ぐらいです。

実際の薬局での支払には、調剤料やら指導料やら加算などが加わって、400程度の差は埋没しますけどね。

それに抗インフルエンザ薬なんて、生活習慣病の薬のように1年中内服するわけでもありません。

だから人気がなかったのか、このたびジェネリックを発売することになったのは、沢井製薬1社だけでした。

一方で、降圧剤(高血圧治療薬)の「アイミクス」は、20社から後発品が発売されることになりました。

やはりこの手の生活習慣病治療薬は、大人気のようです。しかも最近はやりの「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1997.html" target="_blank" title="配合錠">配合錠</a>」ですしね。

2種類の降圧剤「アムロジピン」と「イルベサルタン」をミックスした薬なので「アイミクス」です。

その一般名「イルベサルタン/アムロジピンベシル酸塩」は長すぎるので、後発品名は「イルアミクス」です。

10社以上から発売される後発品は、先発品の4割の薬価になるはずです。これは患者さんにはありがたい。