東京の泰明小学校が、アルマーニの標準服(事実上の制服)を導入した件が、おおむね批判されています。
国会では麻生太郎・財務相が「結構高いもんだな」とコメントしましたが、アナタが言っても説得力なしです。
何日間か、二転三転考えたあげくの私の今の気持ちは、「さもしい」の一言。
「高額な標準服を買えない家庭にも配慮すべきだ」「いじめにもつながる」
「子どものうちから高級ブランドを着せてどうする」「砂場遊びもできない」
私立ならともかく公立だから問題だ、という論調も聞かれますが、この小学校は普通の公立ではないのです。
都内の超一等地に立地し、学区(銀座)外の希望者が抽選で就学を希望する、かなり特殊な特認校なのです。
以下、事情をよく知らない私が憶測で言うのも無責任ですけど、まあ言わせてください。
保護者からアルマーニ制服への反対意見が出ていると報じられてますが、それは少数意見のような気がします。
そのような意見を取り上げてセンセーショナルに報じるのは、メディアのいつものやり口でしょう。
「アルマーニ、いいと思いますけど、何か?」みたいな保護者の意見は、絶対放送されないのです。
でもきっと、子どもを通わせている親御さんの多くが、アルマーニに満足してるのではないかと思うのです。
以前から「もっとちゃんとした制服にはならんのか」と言ってきた親御さんだって、いたかもしれません。
今回の一件は、「アルマーニ」と聞いただけで激高したメディアが、勝手に騒いでいるような気がします。
でもそのような批判をすること自体が、アルマーニを有り難がってる証拠じゃないですか。
私が「さもしい」と言ってるのは、そんな人たちのことです。