元号と年齢計算

昭和3年1月11日に生まれた私の父は、今日が満90歳の誕生日でした。

90歳というのは、「卒寿(卆寿)」のお祝いをする年齢ですが、本来これは数え年が基準です。

なので正式(?)には、昨年が卒寿だったはずなのですが、今回は満年齢で考えることにしました。

2年前の満88歳の誕生日に「米寿」のお祝いをしたので、それとの整合性をとるためでもあります。

数え年というのは、現代社会では古風かつ面倒なカウント法ですが、合理的な面がないでもない。

たとえば和暦は、数え年と同じで、元年(1年)から始まるシステムです。

平成元年生まれの人は、数え年と年数がちょうど一致します。今年平成30年は、数えで30歳というわけです。

来年4月30日に天皇陛下が退位し、翌5月1日に皇太子が即位します。さて新元号は何になるのでしょうね。

新元号を暫定的に「暫定」とすると、暫定元年は2019年。暫定の年数に18を加えれば西暦になります。

昭和のときにはこれがプラス25でしたが、いま平成だとマイナス12ですよね。

患者さんの年齢を、生年月日を元に暗算で計算しようとするときに、この換算がなかなか面倒なのです。

このブログを書いてる途中でも、少々混乱して、書き間違えてしまいました(修正済)。

来年からはさらに面倒な時代に突入します。子どもの年齢計算で、現場はだいぶ混乱すると思います。