リアルな手術ドラマ

『DOCTORS~最強の名医~』が、新春スペシャルとして3年ぶりの復活です。<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1248.html" target="_blank" title="あれ">あれ</a>から3年たちましたか。

医療界のドロドロ部分や、少し泣かせる人間ドラマ的側面よりも、私の最大の興味はいつも手術シーンです。

残念ながら、『<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1127.html" target="_blank" title="Doctor-X">Doctor-X</a>』と同じく、医療監修が森田豊氏なので、リアリティーはいまいちです。

ですが今日の新春スペシャルは、3年前よりはマシでした。

たぶん、昨年放送された『<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1932.html" target="_blank" title="A LIFE">A LIFE</a>』のマニアックさに影響を受けたのでしょう。

森田氏が、外科医としてどれほどの経験・技量があるかは存じませんが、少なくとも、テレビに出過ぎです。

外科医として過ごす時間が短すぎる、ということを言いたいのではありません。

テレビ番組にたびたび登場するうちに、番組制作者に迎合するスタンスになっているフシがあるのです。

それはたとえば、手術シーンをついつい分かりやすくしてしまうような部分です。

いまの視聴者は、海外ドラマや映画で、徹底的にリアルな手術シーンや救急現場を見ています。

なので逆説的ですが、詳細不明でよくわからない部分があればあるほど、そこにリアリティーを感じるのです。

説明調なセリフを聞いたとたん、シラけてしまい、緊迫したシーンが台無しになってしまうのです。

その意味で、今日の新春スペシャルの手術シーンは、森田氏にしては、そこそこリアルでした。70点。

今後放送されるであろう続編では、より一層リアリティーを追求してもらいたいものです。

コメディー基調のドラマに、リアルすぎる手術シーンというギャップこそ、面白いと思うのです。