iPhone X 届く

発売から1週間遅れで、ついに「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2225.html" target="_blank" title=" iPhone X"> iPhone X</a> 」が自宅に届きました。今日はまず、初期設定作業の苦労話を。

毎年iPhoneを買い替えているのに、いつも何かトラブるのが切替え作業です。大まかに言うならその手順は、

(1)旧iPhoneのデータをバックアップ

(2)USIMカードの移し替え

(3)新iPhoneの起動・設定、データの復元

旧iPhoneのデータをMacにバックアップするときは、パスワードを入力して、暗号化しておくのがミソです。

そうすれば、さまざまなアカウントパスワードなどを、新しいiPhoneに引き継ぐことができるからです。

さて、切り替え作業も終盤。バックアップしておいたデータを復元しようと思ったら・・・パスワード忘れた!

記憶力を過信して、どこにもメモってなかったパスワードを、案の定、忘れてしまいました。最悪の事態です。

これでもう、iPhone 7 Plusのデータは、復元できなくなりました。と落胆していたとき、ひらめいたのです。

iPhone 7 Plusの名称を変更して、新たなiPhoneとして、しれっともう一度Macにバックアップすればいい。

これが見事に当たり、iPhone Xでの復元が成功したのでした。

もうひとつ、準備不足で失敗したのは、Suicaの移し替えです。

旧機種でSuicaを削除しておくのを忘れたので、新機種でSuicaが登録できなくなってしまいました。

JR東日本のサイトで手続きをして、なんとか明日にはSuicaが登録できるようになりました。

毎日Suicaを使っている都会人だったら、とても不便なことになったでしょうね。私には支障ありませんけど。

いいね!なりすまし

昨日突然、Macの画面に、「トロイの木馬を検知した」と、アンチウイルスソフトの警告が表示されました。

あわててウイルススキャンを行いましたが、感染は特定できません。

ところが、その後にもまた「トロイの木馬が出た」とのアラートあり。今日もたびたび出ています。

どうやら、ブラウザを立ち上げると、その直後に警告が出るようです。考えられることは2つ。

(1)アンチウイルスソフトの過剰反応

(2)ブラウザで最初に開くFacebookに、トロイの木馬が仕込まれていた

調べてみると、最近「Faceliker」というトロイの木馬が問題となっているようですね。

これに感染すると、Facebookでの「いいね!」が、別のコンテンツへの「いいね!」になってしまうとか。

その結果、ユーザーの意図しない記事や投稿に対して、「いいね!」してしまうことになるようです。

もちろんその目的は、「いいね!」数を稼ぎ、狙ったコンテンツの評価を上げることです。

ヘタをすると、私のあずかり知らぬあちこちのサイトに、私が「いいね!」してしまっているかもしれません。

万一、お下劣なサイトに私が「いいね!」をしていたとしても、それは私の意図するものではありません。

その点をあらかじめ、お伝えしておきます。

パラダイス文書

「ようこそ〜ここへ〜♪」というフレーズが頭の中をグルグル回り始めたのは、昭和の人間ゆえでしょうか。

「パラダイス文書」と聞いて「パラダイス銀河」を思い出した方が、全国に何百万人もいると思います。

「パラダイス文書とパラダイス銀河とは何が違うのか?」などど、ネットも賑わっています。

相違点よりも前に類似点を言うなら、「文書」と「銀河」のイントネーションが似てますね。

前者は「tax haven」に関するもので、後者では「夢の島、heaven」を歌っています。

「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1701.html" target="_blank" title="パナマ文書">パナマ文書</a>」とは異なり、今回はAppleもエリザベス女王も、文書に登場しているようです。

Appleよお前もか、と落胆した気持ちを、エリザベス女王が和らげてくれた感じです。

まあしかし、Appleが租税回避をしていることは、今に始まったことではありません。

「ダブル・アイリッシュ」とか「ダッチ・サンドイッチ」などの、巧妙で難解な手法を駆使してきました。

「我々は世界最大の納税者だ」というAppleの主張はそれ自体ウソではなくても、誠実には聞こえません。

トランプ大統領には早いとこ法人税率を引き下げてもらって、Appleが善良な納税者になってほしいものです。

納税は義務とはいえ、稼いだお金をごっそり持って行かれりゃ、しゃかりきコロンブスもやる気が失せます。

とくにお金持ちや大企業ほど所得税や法人税額が大きいので、納税で大損した気分になるのでしょう。

で、一部の個人や企業は合法的に節税する方法を探し、またそれを手助けしようとする国もあるわけです。

年末が近づき、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2155.html" target="_blank" title="ふるさと納税">ふるさと納税</a>のオトクな返礼品を時間をかけて選んでいる私とは、次元の違う話でした。

1時間弱とは

「1時間弱」という言葉を、「1時間と少し」の意味だと思っている若い人が結構いると聞いて、驚きました。

NHKの調査によると、20代の4分の1、10代の3分の1が、「1時間弱」の意味を取り違えていたとのこと。

若い人の誤解の原因をNHKは分析していませんでしたが、私には思い当たる節があります。

それは「震度6弱」などの震度表現です。

1996年の震度階級改定によって、震度5と震度6が、それぞれ「弱」と「強」に細分化されました。

「震度5弱」は、従来の震度5よりも弱いのではなく、震度5のカテゴリーのうちの弱い方という意味です。

その「震度5弱」のノリで、「1時間弱」を「1時間台前半」のように感じる人がいるのかもしれません。

これは震度階級の命名法が悪いですね。改定の際には、「1時間弱」などの言葉の存在を考慮すべきでした。

「震度5」を細分化するならば、例えば「震度5」と「震度5強」の二つにするのでも良かったと思います。

「年若い者」の意味の「若年」を、「弱年」とも書きます。この場合の「弱」は、「若い」の意味です。

まだ若くて成熟していないという意味で、「1時間若(弱)」は「1時間足らず」を表すのかもしれません。

「1時間弱」と同様に、「半分弱」と聞けば、若い人には「半分より少し多い」と理解する人が多いそうです。

ちなみにオジサンは、「半分弱」と聞いたら「范文雀」を思い出します。

まだ届かないiPhone X

「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2222.html" target="_blank" title="iPhone X">iPhone X</a>」は、思いのほか売れ行き(予約数)が良いらしいですね。TV-CMでも、よく見かけます。

何しろ発売日に、Apple Store銀座で実機に触れたほどの私ですから、早く欲しいのですが、まだ届きません。

発売日に私に届いたのは、「11月6日に入荷時期の目安をご連絡します」という、1本のメールだけでした。

そして本日届いたメールは、「入荷日の目安は下記よりご確認ください」というリンクでした。

いったい、いつ届くんや、ソフトバンク!

そのリンクによると、iPhone Xのメモリとカラーによって、入荷日がだいぶ異なるようです。

予約日が10月29日までの場合(当然、私もこれですが)、入荷日の目安は、

・64GB シルバー :11月上旬以降

・64GB スペースグレイ :11月下旬以降

・256GB シルバー :11月下旬以降

・256GB スペースグレイ :未定(12月以降) ←私が予約している機種

だめじゃん。色なんてどうでも良かったのに、よりによって、一番人気の機種を予約してしまったのでした。

だけど、悔やんではいません。むしろ安堵してるぐらいです。2,3カ月待ったっていい、って気分。

毎年毎年、つねに最新モデルに機種変更し続けるというペースに、少々疲れてきたのかもしれません。

今回のiPhone Xはしかし、やはり記念モデルだけに購入は必須です。これはApple信者の務めでもあります。

書斎の書棚にずらっと陳列した歴代のiPhoneを眺めつつ、信者としての敬虔さに自己満足できるのです。

そうとうヤバいヤツだとは、わかってます。

Wake Word

ネット投稿が捜査機関に監視されていると<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2223.html" target="_blank" title="昨日">昨日</a>書きましたが、もっと恐ろしい事が起きそうな気がします。

それは、「Google Home」や「Amazon Echo」といった<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2209.html" target="_blank" title="AIスピーカー">AIスピーカー</a>を介しての「盗聴」です。

これらのAIスピーカーは、特定の呼びかけ言葉「Wake Word」によって「覚醒」し、「聴取」を開始します。

いったん覚醒したら、室内で聴いたことを全部、GoogleやAmazonのデータセンターに送信し始めます。

「Google Home」の場合、Wake Wordは、 “OK, Google” か “Hey, Google” だそうです。

さらに日本向けに「ねえGoogle」も追加されましたが、なんか「ねえムーミン」みたいで照れますね。

「Amazon Echo」だと、Wake Wordは、 “Alexa”、“Echo”、“Amazon”、“Computer” の4つ。

さらに博多向けに「Anoxa (あのくさ)」が追加されているかどうかは知りません。

「Wake Word」っていいますけど、その言葉で初めて機器が目覚めるのかというと、厳密には違いますよね。

呼びかけられたらすぐ対応できるように、常に聞き耳を立てているはずだからです。つまり寝てないのです。

リビングで、家族のさまざまな会話などのあらゆる音声を、AIスピーカーは黙ってずっと聞いています。

そして例えば「Alexa」という言葉を聞くやいなや、「なんでしょう?ご主人様」みたいに反応するわけです。

殿様が部屋で「十兵衛はおるか」とつぶやくと、即座にどこからか十兵衛が現れるみたいな感じですかね。

機器のバグによって、Google HomeがWake Wordなしでずっと起動していた事件も、最近起きました。

もうこれからのリビングでは、下品なことはしゃべれませんね。

音声による広告

パレスチナ人男性が、Facebookに「おはよう」と投稿したら、イスラエル警察に逮捕されたという事件。

Facebookの自動翻訳が、ヘブライ語で「攻撃する」と誤訳したのが原因でした。

この事件は極端としても、ネット翻訳の誤訳によるトラブルは、今後もいろんな局面で起こり得るでしょう。

しかしもっと問題なのは、そのネット上のやりとりを、捜査機関が常に監視(検閲)しているということです。

誤訳された結果、それが不穏な言葉になるやいなや検挙されるのではたまりませんね。

しかもテロリストたちは隠語を使って監視を逃れ、一般市民が誤訳によって誤認逮捕されるわけです。

私は日頃、毒にも薬にもならないような投稿をしてますが、ヘブライ語に誤訳されたらどうなるのでしょうか。

それにしてもFacebookは、最近やたらと広告が表示されるようになりました。ひどく目障りです。

ネット企業は広告収入で稼いでいるので、広告は増える一方でしょうね。

視界に入ってくる広告をかき分けかき分け、本来読むべき記事を探し出して読まなければなりません。

今後は、音声による広告が増えそうだといわれます。視覚よりも聴覚に訴えた方が、記憶に残るからだとか。

となると、「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2209.html" target="_blank" title="Google Home">Google Home</a>」とか「Amazon Echo」はきっと、余計な広告を入れ込んでくるでしょうね。

「OK Google、今日の天気は?」

「今日は晴天です。紫外線対策に、レイバンのサングラスはいかがですか」 あー耳障り。レイバンしつこい。

Watchで搭乗

「iPhone X」が、本日発売されました。しかし私が<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2215.html" target="_blank" title="予約したiPhone X">予約したiPhone X</a>は、まだ届く気配がありません。

しょうがないので今日は、当日販売で賑わっている(であろう)<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2221.html" target="_blank" title="Apple Store銀座">Apple Store銀座</a>に行ってみました。

ていうのは半分ウソで、別の用件で上京(日帰り)したついでに、銀座にも立ち寄ってみたのです。

驚いたことに銀座界隈は、警察官と中国人でごった返してましたが、東京っていつもこうなんですかね。

トランプ大統領来日前だからなのか、イヴァンカさんが来日中だからなのか。

Apple Store銀座前には、100人ぐらい並んでいました。iPhone Xの受取待ちの人たちかもしれません。

私は店内でiPhone X実機をしばらく触りましたが、第一印象は、画面が大きいのにサイズが小さい。

ガラスなのですべりにくく、持ちやすいのもよかった。顔認証については試すことができませんでした。

今日は航空機で往復する際に、初めてiPhoneの「パス」を使いました。これまで使う機会がなかったのです。

準備としてANAのアプリからパスを入手して「Wallet」に追加する、その連携が実にうまくできてますね。

空港に着いたら、保安検査場でiPhoneのパスをかざし、搭乗口の改札機でもiPhoneをかざせばよいわけです。

と思ってたら、なんと、自動的にApple WatchのWalletにもパスが転送されていました。

つまり保安検査場も搭乗口も、Watchをかざせばよいのです。これは先進的。ほかに使ってる人はいるのか?

熊本空港の搭乗口で観察すると、チケットや印刷物やカードを使う人が3分の2程度、残りはスマホでした。

Watchをかざして保安検査場や搭乗口を通る人間は、私以外には確認できませんでした。

私が腕時計でピッとタッチして通過する姿は、実にスマートで先進的で、周囲の人々を驚かせていたはずです。

と調子に乗っていたら、帰りの羽田空港で大失態。

Watchで搭乗する人は羽田でも見かけなかったので、田舎者のくせに私はちょっと格好付けたのです。

さりげなく腕をかざして、スマートにピッとタッチしたのですがうまくいきません。あれっ?

やり直しても失敗。あれれ。行列の後ろの人たちがイラついているなかで、こともあろうに3度目も失敗。

周囲の大ブーイングを背中に感じつつ、よく見ると、シャツの袖がWatchを半分隠しているのです。これか!

Apple Watchを使う時は、袖に気を付けましょう。あと、格好付けすぎると恥をかきます。

順番待ちもほどほどに

明日は「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2215.html" target="_blank" title="iPhone X">iPhone X</a>」の発売日です。原則予約制ですが、Apple Storeでは当日販売も行われるようです。

各国の現地時間の午前8時から、「予約注文なしで早めに来店されるお客様に対して」販売するとのこと。

となると、店舗前に行列ができることになります。あ、行列できますかね。むしろそれが心配だったりして。

そもそも、発売日の混乱を避けるために導入されたのが、予約制のはず。なのになぜ、当日販売をするのか。

「予約レース」で出遅れた人に挽回の機会を与える趣旨なのか、それとも急に欲しくなった人向けなのか。

あるいはAppleが、発売日のお祭り騒ぎを演出したいのかもしれません。

だって、予約済の方々が三々五々来店してiPhoneを受け取っていく様子って、あまり絵になりませんよね。

思い出すのは<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-10.html" target="_blank" title="9年前">9年前</a>。日本では最初に発売された「iPhone 3G」を、私は発売日に店頭に並んで買いました。

近所のデオデオ(今はエディオン)の前に朝早くから並んだのは、わずかに2人。私が1番。

デオデオの当日販売予定数は3台だったので、二人とも目的の品を手にすることができました。

iPhone Xの当日発売数は限られているはずなので、きっと<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1082.html" target="_blank" title="Apple Store前には行列">Apple Store前には行列</a>ができるでしょう。

このとき単純に「早い者勝ち」ルールにすると、前夜から店舗前に泊まり込む者が出てくるかもしれません。

それは健康上の問題や、路上占拠による迷惑にもつながります。そんなことのないように、工夫してほしい。

たとえば、朝8時までに来た客を全員集めて、ジャンケン大会で購入順位を決めたら、盛り上がりそうです。

7時までに来た者にはジャンケン1勝分、6時までに来たら2勝のアドバンテージぐらい与えてもいいけど。

(11/3追記)

けっこう並んでましたね、Apple Store銀座前。しかも2日前から。

ブログ執筆時にはすでに並んでたわけですね。失礼しました。

ヒルドイド問題

最近話題の「ヒルドイド問題」。今日は、中央社会保険医療協議会(中医協)総会でも取り上げられました。

乾燥肌(皮脂欠乏症)のひどいお子さんに対して、「ヒルドイド」は当院でもよく処方する保湿剤です。

これを、本来保険が適用されない美容用に使うことを、雑誌やネットが推奨してしているのが、問題なのです。

小児用に処方されたものを、親が美容目的で使っている例もあると、中医協も注目しているようです。

適用外使用による医療費増加に怒った健保連は、ヒルドイドを保険適用から除外せよと、息巻いています。

ヒルドイドは「ヘパリン類似物質」という一般名で呼ばれます。洋名は「Heparinoid」です。

“Heparinoid” = “heparin”(ヘパリン)+ “oid”(の様なもの)です。 “Android” と同じ語尾です。

商品名の「ヒルドイド」は、 “Hirudo” + “oid” から命名されたとのこと。 

“Hirudo” というのは、ドイツ語で「チスイビル(血吸蛭)」という、蛭(ヒル)の一種の名前です。

つまり「ヒルドイド」とは、「血吸蛭の様なもの」というシュールな意味なのです。

最近私は見かけませんが、子どもの頃、湿地や川を歩くと足や首に張り付いてきた、あの蛭のことでしょう。

蛭は皮膚から血を吸うので、打撲等でうっ血した場所に吸い付かせて、治療に用いることもあります。

ドイツ語の “Hirudo” が日本の「蛭」の一種だと聞けば、「ヒル」は元々外来語なのかと思ってしまいます。

しかし辞書をみると、「世中にあやしき物は雨ふれと大原河のひるにそありける」という用例がありました。

11世紀の拾遺和歌集のものです。ドイツ語の “Hirudo” と日本語の「ヒル」は、偶然の一致なのでしょう。

よく「ヒルロイドを処方してください」と言う上品な人がいますが、違います。「ヒルドイド」です。

ワセリンや市販薬では改善しない乾燥肌が、ヒルドイドで改善する方が多く、とくに冬場には大人気の薬です。

美容用に流用され易いから保険適用から外す、なんてのは筋違いもいいところ。乱暴な対応だと思います。