だれでも管理者

Macの新OS「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1715.html" target="_blank" title="macOS">macOS</a> High Sierra」が、だれからでも簡単に乗っ取られる仕様になっていたと、大騒ぎです。

所有者のパスワードを知る必要はなく、「root」と名乗れば管理者ログインできるという、驚くべき脆弱性。

セキュリティを回避した進入経路を「バックドア」と呼びますが、今回はそれとはレベルの違う話です。

玄関ドアは厳重に施錠できるけど、横の窓にはカギがかかってないですよ、みたいなものでしょうか。

いや、ちょっと違うな。

ともかく、このOSのMacが乗っ取られるのを防ぐには、他人に自分のMacを使わせないことしかありません。

ある専門家は、「root」というユーザー名を作成してパスワードを設定することを勧めています。なるほど。

Appleは大慌てで修正プログラムを作成して、配布を始めたようですが、前代未聞の大失態でしょう。

開発段階での暫定的な仕様が、最終チェックをスルーしてそのまま発売されたということなのでしょうか。

このバグを発見した人が、Appleに報告したようです。善良な人でよかった。たぶん、善良な人。

こういう人たちって、OSの脆弱性を見つけてやろうと、常にいじくり回しているのでしょうね。

幸か不幸か、使っているソフトとの兼ね合いで私はまだHigh Sierraを導入しておらず、難をを逃れました。

すぐ最新版に飛びつく癖のある私ですが、OSの場合はとくに、一呼吸おいてから導入すべきなのでしょうね。