毎日「イス」に何時間座っているんだろうと、ふと思いました。
圧倒的に長時間座ってるのが診察室、次がダイニング、書斎、院長室、リビング、車、トイレ、風呂・・・
開業したときにこだわったのは、診察室のイスです。「デュオレスト」という、独特の形のイスを選びました。
背もたれが割れていて、腰背部をマッサージする効果のある優れものでしたが、何年も使ううちに壊れました。
院長室のイスは、開業した頃にテレビドラマで出てきたイス(重役室にあった)に一目惚れして買ったもの。
真っ白でゴージャスに見えますが、合皮なので意外と安い。いまも使ってますが、まったく古びていません。
自宅の書斎には、「エルゴヒューマン」の黒いオフィスチェアを、数年前に買いました。座り心地は普通です。
ダイニングのイスは、デザイン優先で「ヒュルスタ」を選んだのですが、長く座ってるとひどく疲れます。
診察室のイスを買い替えたのは数年前。「ヒューマンスケール」という、白くて上品なオフィスチェアです。
短時間なら問題無いのですが、何時間も座ってるとお尻の皮がヒリヒリしてきます。メッシュの欠点です。
「イング( ing )」という新しい発想のイスを、今月コクヨが発売したので、衝動買いしました。
座面が前後左右にグラインドする、ちょうどロデオのような乗り心地、じゃなくて座り心地です。面白い。
座っているだけで僧帽筋や脊柱起立筋が活動するので、4時間座れば1.5km歩行のカロリーを消費するとか。
診察の合間には、大きく体を揺らしながら座っています。まったく落ち着かないのに、なじむイスです。
1日の1/4〜1/3の時間を過ごすベッドは大切だと言いますが、診察室のイスに私は1日の半分も座っています。
そう考えるとイス選びは大事です。3台(脚)目でやっと、満足できるイスに出会ったような気がしてます。