Amazonのジェフ・ベゾスが、またビル・ゲイツを抜いて世界一の富豪になったとのこと。はあ、そうですか。
そのAmazonが来月から、米国内で「Amazon Key」サービスを開始すると報じられました。
荷物の配達員が、受取人不在時に無線で玄関の鍵を解錠できるという、とても便利なシステムです。
ハッキングや配達員の不正が心配になりますが、そこは暗号通信や監視カメラ等を駆使して対処するようです。
宅配に限らず清掃でもなんでも、居住者不在時に業者が自由に出入りできる仕組みにもつながりそうです。
このニュースを聞いて私は、Amazonの深慮遠謀を感じました。次はおそらく「ホームセキュリティー」かと。
防犯上、最も大事な玄関ドアの解錠・施錠をAmazonが管理し、技術的には24時間監視できるからです。
初期費用250ドルのみというAmazon流の驚異的な低価格で、Amazon Keyはどんどん普及していくでしょう。
この仕組みを、他のドアにも窓にも、あらゆる家電・家具などの利用監視にまで広げることなど、簡単なこと。
ひとたびAmazon Keyを導入したものなら、あとはなし崩し的に家中がAmazonの監視下に入るのです。
ここに「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2209.html" target="_blank" title="Amazon Echo">Amazon Echo</a>」を併用してAmazon Keyと協調させれば、「スマートホーム」はほぼ完成します。
宅配がいっそう便利になりますよと、猫なで声で玄関から入り込む、Amazonらしい戦略です。
ジェフ・ベゾスの大富豪世界一の座は、しばらく安泰でしょうね。
それにしても、10兆円持ってるのにまだ精力的に事業を拡大しようという神経が、凡人にはわかりません。