最近、IT系サイトでは、「ネ申Excel」と「Excel方眼紙」についての議論が、なかなか盛り上がっています。
私も「Excel文書」については<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1114.html" target="_blank" title="日頃から不満">日頃から不満</a>があるので、この議論にはたいへん興味があります。
「ネ申Excel(神Excel)」という言葉は、私は最近知りました。「神」が付くけど褒め言葉ではありません。
罫線を自在に作れるワープロとして、Excelを「間違った形で」使うことなどを意味しているようです。
専門家らは、データの利用や入力の省力化ができない神Excelを、「生産性を下げる」と非難しています。
私にはそのような専門性はないですが、「文書を作るならワープロを使え!」という気持ちは一致しています。
かく言う私も80年代には、当時主流の表計算ソフト「Lotus1-2-3」を、ワープロのように使ってました。
表や罫線作成や行頭揃え(インデント)が、一般的なワープロ(文書作成)ソフトよりも簡単だったからです。
でも当時は、大げさじゃなくて誰もが、スペース(空白)を挿入して文章の行頭を揃えていた時代でした。
表計算ソフトのセルを利用して文書をレイアウトする私の手法は、当時としては斬新でスマートだったのです。
ですが今の文書作成ソフトは、とてもうまく作られています。「Word」はよく知りませんが、たぶん同じ。
それなのに今でもたまに、スペースを多用したお役所等の文書を見かけることがあり、本当にガッカリします。
表計算も関数も使わないのにExcelで文書を作るのも、同じようなレベルの話です。
最近の文書作成ソフトが多機能過ぎて使いづらく、Excelの方が直感的に使えるとしたら、皮肉な話です。