ダイソンのデザイン

家電の「ダイソン」が、電気自動車市場に参入すると、先月表明しました。2020年までに発売するとのこと。

中核部品である「エンジン」の製造が不要となれば、これからの車作りはずいぶん変わることでしょう。

これって、自動車産業史上最大級の変革、パラダイムシフトじゃないですか。

ダイソンといえば、掃除機で有名な英国の大手家電メーカーですが、掃除機以外にもいろいろ作ってます。

「羽なし扇風機」の、スリットから吹き出す空気が周囲の空気を巻き込んで風力を増すという仕組みは不思議。

高額なのがアレですが、個性的で斬新なデザインと安全性(手を突っ込んでも大丈夫)は魅力です。

似たような原理のドライヤーも発売されました。デザインの新規性だけでなく、妙に風力が強くて驚きます。

見回してみるとわが家にある家電も、昔とはずいぶん様変わりしています。

バルミューダ製品を筆頭に、デザインを重視して操作ボタンの少ない、スッキリした製品が増えました。

「ミニマルデザイン」はAppleのお家芸でしたが、いまは他社製品にも見られる一般的なものとなりました。

とくにIT企業が売り出し中の「スマートスピーカー」は、各社ともシンプルなデザインに仕上がっています。

先週日本で発売された「Google Home」や、その前日に発売された「LINE Clova WAVE」は、まさにそれ。

ですがその両者とも、常識が邪魔をしたのか、一見してIT機器という雰囲気は捨て切れていませんね。

それらに比べると、Appleが発売予定の「Home Pod」は、かなりぶっ飛んでます。なんじゃこりゃ、です。

はたしてダイソンが、どのような斬新な自動車を発売するのか。そのデザインも楽しみです。